精神保健福祉士の過去問
第17回(平成26年度)
社会理論と社会システム 問95
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問題
第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 社会理論と社会システム 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
社会指標に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 社会指標のねらいは、経済的な豊かさを測定することであり、国内総生産(GDP)などがよく用いられる。
- 社会指標とは、主観的評価ではなく、客観的な要因を数量化したものである。
- 社会指標のねらいは、その社会の福祉水準を測定し、政策に活用することにある。
- 社会指標は、個別の分野の目標達成の指標ではなく、総合的な指標として用いられる。
- 社会指標の開発は、2000年代に入りOECDや国際連合などの国際機関を中心に始まった。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.社会指標のねらいは、経済的な豊かさを測定することではなく、社会の福祉水準を測定することです。また、国内総生産だけでは、生活の質や福祉の充実度合いは測定することはできないため、適切であるとはいえません。
2.社会指標には、主観的な評価に基づくものも含まれています。
3.社会指標のねらいは、社会の福祉水準を測定し、政策に活用することです。
4.社会指標は、個別の分野の目標達成の指標としても用いられます。
5.社会指標の開発は、1960年代以降に始まっています。
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02
1.誤答
社会指標のねらいは社会や国民の生活状況を多方面(健康、衛生、医療、社会保障、教育、芸術、余暇、防災、通信、交通、秩序、治安、栄養,住居など)から包括的に測定する指標です。経済的な豊かさだけでは測れない福祉指標として経済指標を補完する役割があります。
一方、経済指標として用いられるのは国内総生産(GDP)です。
2.誤答
社会指標には客観的な要因を数量化したものだけでなく、さまざまなニーズに対する満足感や安心感などといった主観的評価の両方の指標があります。
3.正答
社会指標のねらいは社会や国民生活を包括的に測定するために経済指標だけでは測れない福祉水準を測定して政策に活用することです。
4.誤答
社会指標は、健康、衛生、医療、社会保障、教育、芸術、余暇、防災、通信、交通、秩序、治安、栄養、住居などが含まれる9つの個別分野の目標達成の指標としても用いられます。
5.誤答
社会指標は、1960年代以降、国内総生産(GDP)などの経済指標を補完し国民生活の達成度を測定するために登場しました。
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03
×1 . 社会指標のねらいは、GDPが示すような経済的な豊かさの指標の補完として、教育や福祉、健康といった社会の様々な分野における豊かさを測定することです。
×2 . 社会指標とは、客観指標、主観指標の二分野に渡り、数量化したものです。
○3 . 社会指標は、その社会の福祉水準を測定し、政策に活用することがねらいです。
×4 . 社会指標は、総合的な指標として、個別の分野の目標達成の指標としても用いられます。
×5 . 社会指標は、1960年代以降に国際連合が、1970年代にOECDが開発を進めていました。
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