精神保健福祉士の過去問
第17回(平成26年度)
現代社会と福祉 問104

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問題

第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 現代社会と福祉 問104 (訂正依頼・報告はこちら)

日本における相互扶助に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 屋根葺きや田植えなどに際して労力を交換しあう慣習を「ユイ」という。
  • 共同生産と収穫物の共同分配によって利益を共有する慣習を「テツダイ」という。
  • 見返りを求めずに食料や労力を無償で提供する慣習を「モヤイ」という。
  • 信仰や社交を目的にした任意参加型の相互扶助組織を「組」という。
  • 生産や自治を目的にした地縁による相互扶助組織を「講」という。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.屋根葺きや田植えなどに際して、労力を交換しあう慣習を「ユイ(結)」といいます。

2.共同生産と収穫物の共同分配によって利益を共有する慣習は「モヤイ(舫、催合)」です。

3.見返りを求めずに食料や労力を無償で提供する慣習は「テツダイ」です。

4.信仰や社交を目的にした任意参加型の相互扶助組織は「講」です。

5.生産や自治を目的にした地縁による相互扶助組織は「組」です。

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02

正解は1になります。
屋根葺きや田植えなどに際して、労力を交換しあうといった地域で助け合う共同労働の慣習を「ユイ(結)」といいます。

2 共同で行う生産と収穫物の分配によって、利益を共有する慣習は「モヤイ(催合・最合)」といいます。例えば、地引網漁などがあり、労働だけではなく、生産物も共同の物と考え、分配されます。

3 見返りを求めないで、食料や労力を無償で提供する慣習を「テツダイ」といいます。

4 信仰や社交を目的にし、任意で参加する相互扶助組織は「講」といいます。経済的な救済を目的とした「頼母子講」や宗教的な「伊勢講」などが組織されていました。

5 生産や自治を目的に地縁で集まる相互扶助組織は「組」といいます。

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03

○1 .共同体の構成員の間で労力を交換しあう慣習を「ユイ(結)」といいます。

×2 . 共同生産と収穫物の共同分配によって利益を共有する慣習を「モヤイ(催合)」といいます。

×3 . 見返りを求めずに食料や労力を無償で提供する慣習を「テツダイ(手伝い)」といいます。地主と小作の関係のようにタテ関係の手伝いと、冠婚葬祭のようにヨコ関係の手伝い等があります。

×4 . 信仰や社交を目的にした任意参加型の相互扶助組織を「講」といいます。

×5 . 生産や自治を目的にした地縁による相互扶助組織を「組」といいます。

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