精神保健福祉士の過去問
第18回(平成27年度)
精神疾患とその治療 問4
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問題
第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状として、正しいものを2つ選びなさい。
- 回避
- 食欲亢進
- 衝動行為
- カタレプシー
- フラッシュバック
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この過去問の解説 (3件)
01
心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは、災害や戦争、航空機の事故など、命を脅かされるような恐ろしい出来事を体験した後、その直後には症状が現れずに、数週間を経てから精神症状が現れる疾患です。
症状としては、ふとした瞬間にその出来事を思い出し、恐怖や苦痛にさらされる(フラッシュバック)や常に緊張しイライラや不眠が続く(覚醒亢進)、その出来事を思い出すような会話や人物などを意識的、または無意識に避ける(回避)などがあります。
食欲亢進は、食欲を抑えられず、異常な量の飲食をしてしまう症状ですが、精神的な障害から起こる神経性過食症の症状です。認知症や境界型人格障害でも症状として現れることがあります。
衝動行為は、意思や理性で抑えることができずに衝動のままに行動してしまう症状で、統合失調症や境界型人格障害があると現れることがあります。
カタレプシーは、自分以外の人によってとらされた姿勢を保ち続け、自分から戻そうとしない症状です。とらされた姿勢が苦痛な姿勢でも、自発的に止めません。統合失調症やヒステリーなどがあると現れることがあります。
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02
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状として見られるのは、回避とフラッシュバックです。
食欲亢進とは、食欲が高まりすぎることです。
カタレプシーとは、強硬症ともいわれ、自分以外の人によってとらされた姿勢を保ち続ける症状です。
フラッシュバックとは、過去に経験した辛く異常な体験が脳裏に再現する現象です。
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03
心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、外傷体験(例えば虐待やパワハラ)によって心理的なトラウマ(外傷)が現れたものです。症状としては、回避、フラッシュバック、過覚醒があります。
1.「回避」はトラウマの原因になったことを無意識に避けることです。
2.「食欲亢進」は、発作的に過食をおこすもので、つらい体験や出来事をきっかけとせずにも食欲えおおさえられなくなることです。
3.「衝動行為」は、自分で抑制がきかず衝動的に行動してしまうことです。
4.「カタレプシー」は、統合失調症の緊張型にみられ、同じ姿勢を取り続けることです。
5.「フラッシュバック」は、過去の出来事で衝撃を受けたことや心に傷をおった経験が原因となり、つらい記憶が突然鮮明によみがえったり、再び体験している錯覚に陥ったりします。
また、不眠や悪夢、無力感などの症状が現れる場合もあります。
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