精神保健福祉士の過去問
第18回(平成27年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問36
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
精神保健医療福祉の事項と人物に関する次の組合せのうち、正しいものを1つ選びなさい。
- わが魂にあうまで ----- 呉秀三
- 精神病者慈善救治会 ----- ビアーズ(Beers, C.)
- デイケア ----- リバーマン(Liberman, R.)
- 社会生活技能訓練(SST) ----- ビエラ(Bierer, J.)
- 当事者運動 ----- オヘイガン(O’Hagan, M.)
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
1と2:「わが魂にあうまで」は、1908年に出版されたビアーズ(Beers.C.)の著書で、うつ病により精神病院に入院した本人の体験をまとめています。当時の病院における患者の扱いは、暴行や強迫、監禁などが横行していました。そんな非人道的な精神病院の現状を社会に訴える目的で著作されました。呉秀三は、1902年に精神病者慈善救治会を設立し、精神病者に対する治療と看護を援助し、精神病の治療や入院の必要性などを広く世間へ啓発しました。
3と4:精神科デイケアは、1946年、イギリスのビエラ(Bierer.J.)とカナダのキャメロンがそれぞれの国で始めました。社会生活技能訓練(SST)は1980年代リバーマン(Liberman.R.)が開発しました。日本では、1988年リバーマンの来日をきっかけに普及していきました。
5:オヘイガン(O'Hagan.M)は、ニュージーランドの当事者運動家で、精神科サバイバーネットワークの創設者の一人です(サバイバーとは当事者のことを指します)。
参考になった数51
この解説の修正を提案する
02
1.『わが魂にあうまで』は、ビアーズが出版したものです。
2.精神病者慈善救治会は、呉秀三が設立しました。
3.リバーマンは、社会生活技能訓練(SST)を開発しました。
4.ビエラは、イギリスのロンドンでデイケアを始めました。
5.オヘイガンはニュージーランドで当事者運動を行いました。
参考になった数26
この解説の修正を提案する
03
1.『わが魂にあうまで』はビアーズが書いた書物です。精神障がい者の権利回復、人権擁護を主張しました。
2.精神病者慈善救治会は、明治35年に呉秀三が設立しました。貧困な精神病者の救済からスタートしました。
3.デイケアは、イギリスのビエラがマールボロ社会精神医学センターで始めました。
4.社会生活技能訓練を考案したのはカリフォルニア大学医学部精神科教授のリバーマンです。SSTは生活上の困難さを生活技能を向上させることを目的とした認知行動療法です。
5.当事者運動はオヘイガンです。オヘイガンは、ニュ―ジーランドで初めて精神医療ユーザーのセルフヘルプグループを作りました。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
前の問題(問35)へ
第18回(平成27年度)問題一覧
次の問題(問37)へ