精神保健福祉士の過去問 第18回（平成27年度） 心理学理論と心理的支援 問93

正解は4です。

マイクロカウンセリングは、アメリカのカウンセリング心理学者であるアイビィにより開発されました。マイクロカウンセリングは、様々な心理療法やカウンセリング理論の基本となっている面接技法に着目し、統合されたカウンセリングの基本モデルとなっています。
開かれた質問とは、答える者が自分の言葉で自由に回答できる質問のことです。
閉じられた質問は、答える者が「はい」「いいえ」や一言で答えられるような限定された答えとなる質問です。


1：この質問は、「はい」「いいえ」で答える質問ですので、開かれた質問ではありません。閉じられた質問となりますので誤りです。

2：この質問は、答えが場所の名称に限定されますので、開かれた質問ではありません。閉じられた質問となりますので誤りです。

3：この質問は、答えが時期に限定されますので、開かれた質問ではありません。閉じられた質問となりますので誤りです。

4：この質問は、結婚について自分の言葉で自由に回答できる質問ですので開かれた質問です。よって正解です。

5：この質問は、「はい」「いいえ」で答える質問ですので、開かれた質問ではありません。閉じられた質問となりますので誤りです。

正解は４です。

「開かれた質問」とは、自由に答えることができる質問です。対応する言葉に、Yes/Noや、回答内容が限定される「閉じられた質問」があります。

１．はい／いいえで回答できるため、閉じられた質問です。

２．住まいは回答が限定されるため、閉じられた質問です。

３．住み始めた時期は回答が限定されるため、閉じられた質問です。

４．結婚について自由に回答できるため、開かれた質問の例といえます。

５．はい／いいえで回答できるため、閉じられた質問です。

正解は４です。

「開かれた質問」とは、考えながら自由に答えられる質問を言います。「閉ざされた質問」とは、はい・いいえ、など物事をはっきりさせたいときに使う質問です。
マイクロカウンセリングは、面接のスタイルを階層的に統合したものです。

選択肢４のみが、考えながら自由意見を表出させる質問になります。

以上のことから、正解は４です