精神保健福祉士の過去問
第18回(平成27年度)
社会保障 問131
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問題
第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 社会保障 問131 (訂正依頼・報告はこちら)
「平成24年度社会保障費用統計」(国立社会保障・人口問題研究所)の内容に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 社会保障給付費が国内総生産に占める割合は、40%を超えている。
- 部門別(「医療」、「年金」、「福祉その他」)の社会保障給付費の構成比では、「医療」が約50%を占めている。
- 機能別(「高齢」、「保健医療」、「家族」、「失業」など)の社会保障給付費の構成比では、「失業」が20%を超えている。
- 年金給付費の中では、国民年金の給付の方が厚生年金保険の給付を上回っている。
- 社会保障財源の構成としては、社会保険料が最も多い。
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この過去問の解説 (4件)
01
1.「平成24年度社会保障費用統計」によると、社会保障給付費が国内総生産に占める割合は、22.97%で40%を超えていません。「平成27年度社会保障費用統計」でも21.58%と傾向は同じです。
2.「平成24年度社会保障費用統計」によると、部門別の社会保障給付費の構成比では、「年金」が49.7%と約半数を占めています。「医療」ではありません。「平成27年度社会保障費用統計」でも「年金」が47.8%となっています。
3.「平成24年度社会保障費用統計」によると、機能別の社会保障給付費の構成比では、「失業」が1.5%と20%を大きく下回っています。「平成27年度社会保障費用統計」でも1.3%と傾向は同じです。
4.「平成24年度社会保障費用統計」によると、年金給付費の中では、国民年金の給付は19.3兆円で、厚生年金保険の給付の23.7兆円を下回っています。「平成27年度社会保障費用統計」でも21.7兆円と23.3兆と傾向は同じです。
5.「平成24年度社会保障費用統計」によると、社会保障財源の構成としては、社会保険料が48.3%と最も多くなっています。「平成27年度社会保障費用統計」でも54.3%と傾向は同じです。
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02
1:社会保障給付費の国内総生産に占める割合は、22.97%です。40%を超えていませんので誤りです。
2:部門別の社会保障給付費の構成比では、「医療」31.9%、「年金」49.7%、「福祉その他」18.4%です。「医療」は50%を占めていませんので誤りです。
3:機能別の社会保障給付費の構成比では、「高齢」49%
「保健医療」30.4%、「家族」(子供その他被扶養者がいる家族の世帯への給付)5.1%、「失業」1.5%です。「失業」は20%を超えていませんので誤りです。
4:年金給付費の中で、国民年金の給付は、19.3兆円で、厚生年金の給付が23.7兆円です。国民年金の給付が厚生年金の給付を下回っていますので誤りです。
5:社会保障財源の構成は、社会保険料が61.4兆円(48.3%)、公費負担が42.5兆円(33.5%)、他の収入が23.1兆円(18.2%)です。社会保険料が最も多いので正解です。
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03
国立社会保障・人口問題研究所の社会保障費のデータは頻出の分野です。
大きな変化はありませんが、最新のデータを見てみましょう。
1× 社会保障給付費が国内総生産に占める割合(22.9%)で、40%を超えていません。
2× 社会保障給付費の構成比では医療ではなく、年金(49.7%)がほぼ半分を占めています。最近は年金が減り、介護が増加傾向にあります。
3× 社会保険の構成比における「失業」の割合(1.8%)は20%を超えていません。
4× 年金給付費の中で、厚生年金の方(23.7兆円)が、国民年金(19.3兆円)の給付を上回っています。
5〇 正しいです。社会保険料(48.3%)が最も多いです。
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04
社会保障費用統計とは、社会保障制度に関する1年間の支出を集計し取りまとめたものです。
1→社会保障給付費が国内総生産に占める割合は、22.97%です。
2→部門別の社会保障給付費の構成比は、「医療」31.9%、「年金」49.7%、「福祉その他」18.4%です。
3→機能別の構成比では、「失業」は1.5%です。
4→年金給付費の中では、国民年金の給付は、厚生年金保険の給付を下回っています。
5→社会保障財源の構成としては、社会保険料が最も多いです。
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