精神保健福祉士の過去問
第20回(平成29年度)
精神保健の課題と支援 問95

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第20回(平成29年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健の課題と支援 問95 (訂正依頼・報告はこちら)

精神保健の三つの側面のうち、積極的精神保健の活動として、正しいものを1つ選びなさい。
  • 精神医療を中断しがちな在宅精神疾患患者への訪問指導
  • 在宅高齢者への適切な睡眠を確保するための睡眠衛生教育
  • うつ病のため休職した被雇用者への職場復帰支援
  • PTSDが疑われる被災者への精神科医療機関の紹介
  • 自傷行為を繰り返す若者へのカウンセリング

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

精神保健活動の 3 つの対象に分類した考え方を基盤としています。
①積極的精神保健―地域住民を対象として,心の健康づくりを積極的に行う
②支持的精神保健―こころの病に罹患している人等が対象
③総合的精神保健―積極的精神保健と支持的精神保健の統合を目指す実践的な活動

×1 . 精神医療を中断しがちな在宅精神疾患患者への訪問指導は、支持的精神保健に相応します。

〇2 . 在宅高齢者への適切な睡眠を確保するための睡眠衛生教育は、地域住民を対象としているので、積極的精神保健に該当します。

×3 . うつ病のため休職した被雇用者への職場復帰支援は、支持的精神保健の活動と言えるでしょう。

×4 . PTSDが疑われる被災者への精神科医療機関の紹介は、総合的精神保健に相応します。

×5 . 自傷行為を繰り返す若者へのカウンセリングは、支持的精神保健、または総合的精神保健の活動と言えるでしょう。

参考になった数58

02

正解は2です。

1.在宅精神疾患患者への訪問指導は、支持的精神保健に該当します。

2.在宅高齢者への睡眠衛生教育は、精神疾患ではない人を対象としているため、積極的精神保健に該当します。

3.うつ病で休職した人への職場復帰支援は、支持的精神保健に該当します。

4.PTSDが疑われる被災者への精神科医療機関の紹介は、支持的精神保健に該当します。

5.自傷行為を繰り返す若者へのカウンセリングは、支持的精神保健に該当します。

参考になった数19

03

正答【2】

<精神保健の3つの側面>
・精神障害者への直接的な支援である「支持的精神保健」
・心の健康教育など「積極的精神保健」
・住みやすい地域づくりなど「総合的精神保健」

1.誤答
精神医療を中断しがちな在宅精神疾患患者への訪問指導は、直接的な支援のため「支持的精神保健」です。

2.正答
在宅高齢者への適切な睡眠を確保するための教育は、適切な睡眠を確保することによって心の健康を保持することを目的としている「積極的精神保健」です。

3.誤答
休職者への職場復帰支援は、うつ病など心の不調(精神疾患)を持つ人への生活支援と精神安定を図るため「支持的精神保健」です。

4.誤答
PTSDが疑われる被災者に精神科医療機関を紹介するのは、早期の治療につながるため「支持的精神保健」です。

5.誤答
自傷行為を繰り返す若者へのカウンセリングは、直接的な支援をする「支持的精神保健」です。

参考になった数16