精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
人体の構造と機能及び疾病 問6

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問題

第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 人体の構造と機能及び疾病 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

障害に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 遂行機能障害は、高次脳機能障害に含まれる。
  • 白血病による免疫機能障害は、身体障害者福祉法の内部障害に含まれる。
  • 先天性の疾患は、聴覚障害の原因疾患に含まれない。
  • 脳性麻痺は、身体障害者福祉法の肢体不自由の原因疾患に含まれない。
  • 糖尿病の合併症は、視覚障害の原因疾患に含まれない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.〇 
高次脳機能障害の症状として、遂行機能障害のほかに、失語・失行・失認、注意障害、記憶障害、社会的行動障害があります。

2.× 
身体障碍者福祉法の内部障害に含まれるのは白血病の免疫機能障害ではなく、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害(HIV)です。

3.× 
聴覚障害の原因疾患は、先天性の疾患も含まれます。聴覚障害になった時期により先天性か後天性かに分類されます。
先天性の疾患として、聴覚組織の奇形、風疹など妊娠中のウイルス感染などがあります。

4.× 
脳性麻痺は、身体障害者福祉法の肢体不自由の原因疾患に含まれます。肢体不自由者は四肢の麻痺や欠損、体幹の機能障害などがあり、その原因のほとんどが脳性麻痺からきていると言われています。

5.× 
糖尿病者の合併症には、糖尿病網膜症という視覚障害の合併症も含まれます。他には、糖尿病神経障害、糖尿病性腎症、動脈硬化があります。

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02

障害だけでなく、身体障害者福祉法の知識も問われる問題です。

1○ 物事を順序立てて成し遂げることが困難な状態を「遂行機能障害」といい、高次脳機能障害に含まれます。

2× 「白血病」でなく、正しくは「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)」です。

3× 先天性疾患とは、生まれる前から存在する疾患のことです。その種類は多種多様であり、聴覚障害の原因疾患にもなります。

4× 身体障害者福祉法における、肢体不自由の原因疾患に脳性麻痺は含まれています。

5× 糖尿病は失明など視覚障害を引き起こします。

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03

1:○
問題文の通りです。

2:×
免疫機能障害で内部障害に含まれるのは
HIVによるものであるため、不適となります。

3:×
先天性の疾患であっても聴覚障害の原因疾患に含まれるため、不適となります。

4:×
脳性麻痺も肢体不自由の原因疾患に含まれるため、不適となります。

5:×
糖尿病の合併症であっても視覚障害の原因疾患に含まれるため、不適となります。

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