精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
社会理論と社会システム 問18
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問題
第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 社会理論と社会システム 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
人口に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 人口転換とは、「多産多死」から「少産多死」を経て「少産少死」への人口動態の転換を指す。
- 世界人口は、国連の予測では、2020年以降減少すると推計されている。
- 第二次世界大戦後の世界人口の増加は、主に先進諸国の人口増加によるものである。
- 日本の人口は、高度経済成長期以降、減少が続いている。
- 人口ボーナスとは、人口の年齢構成が経済にとってプラスに作用することをいう。
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この過去問の解説 (3件)
01
人口転換とは、多産多死から多産少死、やがて少産少死に至る過程のことをいいます。このような人口変動パターンは、人口転換理論と言われています。
2.×
世界人口は2015年には73億人ですが、最も起こりそうなケースを予想した2050年には97億人、2100年には166億人まで増えると言われています。
その中で最も人口が増えるのがアフリカと言われており、人口の8割を占めると言われています。アフリカは未来の巨大マーケットと言われており、各国がしのぎを削って進出を加速しています。
3.×
第二次世界大戦後に人口が増加したのは先進国ではなく、発展途上国を中心として人口が増加しました。
4.×
日本の人口は戦後増加しました。1967年は初めて1億人を突破しましたが、2008年に1億2808人をピークに減少しています。
5.〇
人口ボーナスとは、高齢者や子どもではなく、働く世代の割合が増えることで経済成長が促進されることを言います。
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02
世界人口だけでなく、日本の人口や専門用語など幅広く問われています。
× 人口の自然増加は、多産多死型→多産少死型→少産少死型へと変化します。
× 国連の予測では2020年以降も世界人口増加は続きます。
2050年には97億人、2100年には109億人になると予測されています。
× 第二次世界大戦後の世界人口の増加は、主に発展途上国の人口増加によるものです。
戦後、発展途上国が独立し発展したことが要因と考えられます。
× 日本において人口減少が始まったのは、高度経済成長期ではありません。
2008年に総人口数のピークを迎え、2011年以降10年連続で減少しています。
○ 選択肢の通りです。生産年齢人口(25〜64歳)の割合が大きなポイントになります。
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03
「少産多死を経て」ではなく「多産少死を経て」であるため、
不適となります。
2:×
増加していくと予想されているため、不適となります。
3:×
主に発展途上国の人口増加によるものであるため、不適となります。
4:×
2008年の1億2808万人がピークとなっているため、不適となります。
5:○
問題文の通りです。
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