精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
現代社会と福祉 問27

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問題

第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 現代社会と福祉 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

国際連合の協力組織が公表している「世界幸福度報告書(World Happiness Report)」の2017年版の内容に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)国際連合の協力組織とは、国連とアメリカのコロンビア大学が設立した「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」(Sustainable Development Solutions Network)のことをいう。
  • 幸福度の指標として、生活満足感のような主観的意識が考慮されている。
  • 一人当たりGDPは、幸福度の指標としては考慮されていない。
  • 社会とのつながりなど社会関係の豊かさは、幸福度の指標としては考慮されていない。
  • 日本の2014−2016年における幸福度ランキングは、公表された155か国中上位4分の1に入っている。
  • 日本の2014−2016年における幸福度は、2005−2007年と比べ変化していない。

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この過去問の解説 (3件)

01

世界幸福度報告書とは、2012年から発表されている
各国の幸福を数値化したランキングです。

1○ 幸福度の指標には、主観的意識に関するものが含まれています。

2× 1人当たりのGDPも指標の一つです。

3× 社会とのつながりなど社会関係の豊かさも、考慮されています。

4× 今まで日本は幸福度ランキングで公表された、155か国中上位4分の1
(約40位より上)に入ったことはありません。

5× 2005−2007年の幸福度は6以上を推移していますが、
2014−2016年における幸福度は6を下回っています。

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02

1.〇 生活満足感などの主観的意識は、幸福度の指標において大切なことの一つです。

2.× 一人当たりのGDPについては、幸福度の指標として考慮されています。

3.× 社会関係と豊かさについては、幸福度の指標として考慮されています。

4.× 日本の2014-2016年における幸福度ランキングは、2015年は46位、2016年は53位となっており、世界155か国のうち上位4分の1に入れていません。

5.× 日本の幸福度ランキングは2005-2007年と比べて下降しており、2019年には過去最低の58位を記録しています。

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03

1:○
選択肢の通りです。

2と3:×
一人あたりのGDP及び社会的支援の豊かさは
幸福度の指標となっているため不適となります。

4と5:×
日本は51位であり、上位四分の一には入っていません。
また、幸福度ランキングは年々下がっており、2019年は58位で過去最低となっています。
2000年代半ばでは40位台をキープしていたため、変化していると言えます。
よって選択肢は不適となります。

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