精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
精神保健福祉相談援助の基盤 問110

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問題

第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問110 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「障害者総合支援法」における個別支援計画を作成する者として、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
  • 相談支援専門員
  • サービス管理責任者
  • 生活支援員
  • 就労支援員
  • サービス提供責任者

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。
サービス管理責任者は、障がい者総合支援法において、障害福祉サービス事業所に配置が義務付けられており、①個々のサービス利用者のアセスメントや個別支援計画の作成、定期的な評価などの一連のサービス提供プロセス全般に関する責任、②他のサービス提供職員に対する指導的役割、の2つの役割を担います。

1. 相談支援専門員 は、地域における障がい者のケアマネジメントを担う職種です。ケアマネジメントは、障がい者が地域での自立した生活を維持できるよう、ケアマネージャーが利用者 (障碍者) のニーズと社会資源を結び付け、課題解決を図っていくプロセスを指します。

3. 生活支援員は、障がい者福祉施設において日常生活の支援などを通して、障がい者の自立をサポートする職種です。

4. 就労支援員は就労支援移行事業所等で、就職活動の支援や、就労後の支援を担当する職種です。

5. サービス提供責任者は、訪問介護事業所に配置されており、ヘルパーの管理やケアマネージャーとの連携を行う職種です。

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02

 個別支援計画とは、サービス等利用計画という総合的な計画に基づいて作られる、障害福祉サービスそれぞれの詳細な利用計画のことです。個別支援計画はサービス管理責任者と本人が一緒につくるため、正解は2となります。

1.×
 相談支援専門員は、サービス利用計画を作成します。相談支援専門員とは、障害者が地域で自立した生活を維持・継続するために、障害者のニーズを把握し、サービス利用計画を作成し、その計画に沿って、地域の社会資源を活用・改善・開発することによって、総合的かつ効率的に継続してサービスを提供できるよう調整を図り、またモニタリングを行い、障害者が望んでいる地域生活が実現するよう支援する職種のことです。

2.○
 サービス管理責任者は、個別支援計画の策定や評価を義務化し、サービス提供の責任を明確にしました。また、関わる者の意識計画(パラダイム・チェンジ)やサービス提供のプロセス全体を管理することが責務とされています。

3.×
 生活支援員とは、高齢者や障害者の生活に密着しながら、施設などで日常生活上の支援や身体機能・生活能力の向上に向けた支援や創作・生産活動をサポートする職種のことです。

4.×
 就労支援員とは、障害者や生活保護受給者、母子家庭の母親など、就労を希望する方の状況や能力、適性などを見極め、仕事に就くための支援や指導を行う職種のことです。

5.×
 サービス提供責任者は居宅介護計画を作成します。サービス提供管理者とは、居宅介護計画の作成、サービス利用の調整や従事者に対する技術指導やサービス内容の管理など行う職種のことです。

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03

正解は2です。

障害者総合支援法における個別支援計画に関する問題です。

サービス管理責任者が作成することになります。まずは利用者への聞き取りによってフェースシートの作成、アセスメントを経て、個別支援計画原案を作成することになります。サービス担当者の会議で、内容をすり合わせして、利用者、家族の同意を得て、個別支援計画計画作成、実施されることになります。

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