精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問125
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問題
第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問125 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、相談援助のインテーク段階において、相談機関が対応可能かどうかを判断する方法として、適切なものを1つ選びなさい。
- コーディネーション
- エンゲージメント
- スクリーニング
- モニタリング
- リファーラル
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この過去問の解説 (3件)
01
1.コーディネーションとは、クライエントのニーズに合った社会資源を調整することであり、相談機関が対応可能かどうかを判断する方法ではありません。
2.エンゲージメントとは、クライエントとの信頼関係構築の意味合いであり、相談機関が対応可能かどうかだけを判断する方法ではありません。
3.スクリーニングとは、生活状況などについて情報収集をし、サービス内容と照らし合わせ、サービス利用の対象者となるかどうかや、相談機関が対応可能かを判断する方法であり、適切な選択肢です。
4.モニタリングとは、援助過程のひとつであり、インテークよりも先の過程です。プランニングで設定した支援計画の進捗状況を把握する段階のことです。計画された援助の妥当性などを評価することや、ニーズの変化を把握することで、計画の修正を図ります。
5.リファーラルとは、クライエントのニーズに応じて、支援提供機関などに連絡や紹介などをすることであり、相談機関が対応可能かどうかだけを判断する方法ではありません。
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02
スクリーニングは、インテーク段階の主要な目的の一つになります。スクリーニングでは、来談者の抱える問題を明らかにし、来談者にとってその相談機関が適切な援助機関であるかどうかを検討します。
1. コーディネーションは、利用者の支援に役立つ社会的資源と連携し調整することであり、支援計画を実施する介入の段階で行われます。
2. エンゲージメントは、利用者と支援者の信頼関係の構築を意味し、「インテーク」の同義語として使われることもあります。相談機関が対応可能かどうかだけを判断する方法ではありません。
4. モニタリングは、インテークやアセスメントを踏まえてプランニングされ実施された支援が、支障なく利用者に提供されているかどうか、また利用者に新たな問題が生じていないかどうかなどを確認することを指します。
5. リファーラルは、スクリーニングの結果、他の相談機関の方が来談者に適切な支援を行えると判断した場合に、来談者の承諾の上で他機関を紹介することを指します。
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03
正解は、3 です。
1 コーディネーションとは、クライエントの目標の達成のためにさまざまなサービスの調整などを行うことです。
2 エンゲージメントとは、「インテーク」と同義語で使われることがあり、初回面接でクライエントからの情報収集や支援者側からの情報提供などを行うことです。
3 適切です。スクリーニングは、本来、ふるいにかけることを意味します。つまり、クライエントから意向や困りごとなどを確認し、クライエントにとってどのような相談機関が対応可能かどうかを判断します。
4 モニタリングとは、実際に行われている支援が当事者に合っているか修正は必要かなどを評価することを意味します。
5 リファーラルとは、スクリーニング後、当事者にとって他の相談機関の方が適切であると判断した時に、他機関の情報提供や紹介を行うことです。
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