精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神疾患とその治療 問91

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問題

第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問91 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を処方するときのうつ病患者に対する説明として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 「空腹時に服用してください」
  • 「イライラ感の出現に注意してください」
  • 「服用後数時間で効果が出現します」
  • 「服用後数時間は安静にしてください」
  • 「症状の強いときに頓服として服用してください」

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

1.SSRIは、ハイリスク薬となっています。空腹時とは、胃の中に食べ物がない状態です。消化器症状がもっとも頻度の高い副作用です。空腹時に飲んでも大丈夫と言われる薬もありますが、その人によっての副作用の出方が違いますので、医師は空腹時に服用してくださいという言い方はされません。

2.SSRIは、副作用でイライラする症状が出ることもあります。

3.数時間で効果はでません。最初飲み始めてから効果が出るまでに2~3週間かかります。

4.服用後安静にする必要はありません。

5.毎日飲み続けて血中濃度が一定に保たれると効果が発揮されます。頓服薬のような調子の悪い時だけの飲み方はむいていません。

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02

正解は2です。

薬についての服用や効果は、医師の判断や指示をふまえて説明することを念頭に考えます。

1→服用方法については医師の判断によるところです。

2→副作用や服用して何か症状が出た場合に、患者が変化を伝えやすいよう説明することは適切です。

3→効果については、医師の判断によるところです。

4→服用後の指示は、医師の判断によるところです。

5→頓服として服用するかどうかの判断は医師の判断によるところです。

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