精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神保健福祉相談援助の基盤 問112

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問題

第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問112 (訂正依頼・報告はこちら)

マクロ領域のソーシャルワークに関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
  • 社会福祉制度が効果的に運用されるために、環境の調整や整備を行う。
  • 福祉問題の原因を社会構造から捉え、個人の変化を促す支援を行う。
  • 福祉関連施策の分析や充実に向けた活動を行い、社会の変革を進める。
  • グループの持つ力動を活用し、個人の成長や個人と社会環境との関係調整を行う。
  • 福祉サービス利用者とその家族に働き掛け、家族内ネットワークを形成する。

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この過去問の解説 (3件)

01

 マクロ領域は、社会福祉・社会保障を中心とした制度や、その制度を作るための政策、社会や文化、国家、国際社会などの広い領域のことであるため、選択肢1と3が適切です。

1.○
 社会福祉制度が効果的に運用されるために、環境の調整や整備を行うのは、マクロ領域です。

2.×
 福祉問題の原因を社会構造からとらえ、個人の変化を促す支援を行うのは、ミクロ領域です。

3.○
 福祉関連施策の分析や充実に向けた活動を行い、社会の変革を進めるのは、マクロ領域です。

4.×
 グループの持つ力動を活用し、個人の成長や個人と社会環境との関係調整を行うのは、ミクロ領域です。

5.×
 福祉サービス利用者とその家族に働き掛け、家族内ネットワークを形成するのは、ミクロ領域です。

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02

正解は1,3です。
マクロ領域とは、社会福祉・社会保障を中心とした「生活」にまつわる制度などに注目する領域です。ほかには別の意味を持つミクロ領域、メゾ領域といった用語もあります。

1→社会福祉制度が効果的に運用されるために、環境の調整や整備を行います。

2→福祉問題の原因を社会構造から捉え、個人の変化を促す支援については、ミクロ領域(主に個人の範囲)のソーシャルワークです。

3→福祉関連施策の分析や充実に向けた活動を行い、社会の変革を進めます。

4→グループの持つ力動を活用し、個人の成長や個人と社会環境との関係調整を行うのはミクロ領域です。

5→福祉サービス利用者とその家族に働き掛け、家族内ネットワークを形成するのはミクロ領域です。
ミクロ領域には個人だけでなく、家族、近隣などが範囲とされています。

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03

正解は1と3です。

1 .社会福祉制度が効果的に運用されるために、環境の調整や整備を行います。

2 .ミクロ領域です。ミクロの対象は個人、家族、小集団です。

3 .施策の領域での社会全体の問題解決なので、マクロ領域です。

4 .ミクロ領域です。ミクロの対象は個人が含まれています。

5 .ミクロ領域です。ミクロの対象は家族が含まれています。

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