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精神保健福祉士の過去問 第22回(令和元年度) 精神保健福祉相談援助の基盤 問118

問題

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次の事例を読んで、次の問に答えなさい。
〔事例〕
Gさん(26歳、男性)は、大学生の時には相手の話した冗談を言葉どおりに受け取ってしまいトラブルに巻き込まれることもあったが、趣味の合う仲間もいて楽しく過ごすことができていた。しかし、就職してからは、元々あった音に対する敏感さに加え仕事の内容ごとに手順が異なり、戸惑うことが多くあった。異なる指示を受け混乱していたGさんはささいなミスを続けてしまい、上司からきつい注意を受けたことがきっかけで、休みがちとなった。Gさんには相談相手もおらず、1年もしないうちに自主退職してしまった。その後の求職活動では、書類選考や筆記試験では問題はないものの、面接になるとうまく話すことができず不採用が続いた。そのうちに、「もう何をやってもだめなんだ」と仕事探しをやめ、自宅で家族との接触も避け、自室に籠るようになっていった。このような本人の様子を心配した両親は、近所のXメンタルクリニックで相談していたが、ある日、両親と一緒にGさんが初めて受診した。そこで、担当となったH精神保健福祉士が、「今日はよく来てくれましたね」と本人を迎え、初回面接を行った。

H精神保健福祉士は、数回の面接で、「周りがうるさいと仕事に集中できない」「パソコンでの作業は長時間集中できる」「急な予定変更には対応が難しい」「就職はすぐにしたいが、今はまだ自信がない」と話すGさんの状況から、地域若者サポートステーションの利用を勧めた。

その後、地域若者サポートステーションの利用を始めたGさんは、3か月たったある日の面接で、職場体験プログラムで会社訪問に行った時の様子を語りだした。「指示が具体的で手順が明確だ」「イヤホンを着けたままできるパソコン作業は、手際が良いとスタッフから褒められた」と満足気に話し、「自分にも仕事がやっていけそうだ」と嬉しそうに続けた。

次のうち、この時点でのGさんの状態に関する用語として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
セルフコントロール
   2 .
セルフエフィカシー
   3 .
セルフスーパービジョン
   4 .
セルフケア
   5 .
セルフアドボカシー
( 第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問118 )
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この過去問の解説 (3件)

33
正解は2です。

1→セルフコントロール:自発的に自分の行動を統制する行動のことをいいます。

2→セルフエフィカシー:「自信」のことをいいます。エフィカシーとは「自己効力感」という意味です。セルフエフィカシーを高めるうえで成功経験は大きな要素となります。

3→セルフスーパービジョン:自分自身で行いを振り返り完結するスーパービジョンのことをいいます。

4→セルフケア:自分自身をケアすることをいいます。

5→セルフアドボカシー:自己権利擁護という意味です。

付箋メモを残すことが出来ます。
14
 Gさんは「指示が具体的で手順が明確だ」「イヤホンを着けたままできるパソコン作業は、手際が良いとスタッフから褒められた」と満足気に話し、「自分にも仕事がやっていけそうだ」と自信がついていることから、選択肢2のセルフエフィカシーが正解となります。

1.×
 セルフコントロールとは、「自制」「克己」のことで、自分自身の感情や行動などを、自分の意思で抑えることです。

2.○
 セルフエフィカシーとは、「自己効力感」のことで、ある行動をうまく行うことができるという「自信」のことです。

3.×
 セルフスーパービジョンとは、自分自身で行うスーパービジョンのことです。自分自身を客観的に見ることで、困難な場面での見通しを考えていくのに効果的です。

4.×
 セルフケアとは、自分自身で世話をしたり、面倒を見たりすることです。

5.×
 セルフアドボカシーとは、本人が自分の権利や要求などを、主体的に主張することです。

7

正解は、 です。

1 セルフコントロールとは、自分で自分の感情を良い方向にコントロールすることを言います。Gさんはスタッフに褒められたことを話しているだけで感情をコントロールしているわけではありません。

2 セルフエフィカシーとは、自己効力感と訳され、自分ができることをできると認知していることを言います。Gさんは職場体験プログラムで自分が出来た成果を認知していますので、適切です。

3 セルフスーパービジョンとは、自分が自分で成果を振り返ることを言います。主にスタッフからの評価をGさんは嬉しそうに話しているので自分自身で評価しているとは言えません。

4 セルフケアとは、自分自身でケアを行うことです。ここでは成果が出て嬉しそうなGさんがいますので、ケアをしている記述は読み取れません。

5 セルフアドボカシーとは、自己権利擁護と訳されます。自分が必要としている権利を自らが主張することです。この事例では読み取れませんので、不適切です。

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