精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神障害者の生活支援システム 問156
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問題
第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神障害者の生活支援システム 問156 (訂正依頼・報告はこちら)
M精神保健福祉士は、X精神科病院相談室の責任者である。X精神科病院には職員の資質向上を目的とした研修企画委員会が設置されており、M精神保健福祉士も参加している。ある日の委員会で、X精神科病院受診者の特徴について理解を深める研修を企画するため、委員が分担して統計資料を調べ、次回の委員会で報告することになった。M精神保健福祉士は、3年に1回厚生労働省が調査を実施して集計結果を公表している資料と当該病院の外来受診者について比較する担当になった。
次のうち、M精神保健福祉士が比較することになった厚生労働省の資料として、正しいものを1つ選びなさい。
次のうち、M精神保健福祉士が比較することになった厚生労働省の資料として、正しいものを1つ選びなさい。
- 「患者調査の概況」
- 「医療施設(動態)調査・病院報告の概況」
- 「過労死等の労災補償状況」
- 「生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」
- 「都道府県・市区町村における障害者虐待事例への対応状況等(調査結果)」
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この過去問の解説 (2件)
01
設問1~5はすべて厚生労働省が発表する調査です。
1→「患者調査」は、病院及び診療所を利用する患者について、その傷病の状況等の実態を明らかにし、医療行政の基礎資料を得ることを目的とした調査です。3年に1回厚生労働省が調査を実施します。
2→「医療施設(動態)調査・病院報告」は、医療施設の診療機能を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的としています。
3→「過労死等の労災補償状況」は、年一回過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスが原因で発病した精神障害の状況について取りまとめています。
4→「生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」は、障害者施策の推進に向けた検討の基礎資料とするため、生活実態とニーズを把握することを目的とした調査です。
5→「都道府県・市区町村における障害者虐待事例への対応状況等(調査結果)」は、障害者虐待防止法を受け、各都道府県等の対応等に関する全国的な状況を毎年度明らかにする調査です。
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02
1.「患者調査の概況」は、入院・外来の種別や受療の状況などについて調査を行います。病院及び診療所を利用する患者について、その傷病の状況等の実態を明らかにし、医療行政の基礎資料を得ることを目的に実施されています。
2.「医療施設(動態)調査・病院報告の概況」は、全国の医療施設の分布及び整備の実態を明らかにするとともに、医療施設の診療機能を把握し、医療行政の基礎資料を得ることを目的としています。
3.「過労死等の労災補償状況」は、厚生労働省で年に1回取りまとめをしているもので、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスが原因で発病した精神障害の状況について、平成14年から、労災請求件数や、「業務上疾病」と認定し労災保険給付を決定した支給決定件数などを取りまとめて公表しています。
4.「生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」 は、障害者施策の推進に向けた検討の基礎資料とするため、在宅の障害児・者等の生活実態とニーズを把握することを目的としています。
5.「都道府県・市区町村における障害者虐待事例への対応状況等(調査結果)」は、障害者虐待防止法を受け、各都道府県等の対応等に関する全国的な状況を毎年度明らかにするものです。
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