精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神障害者の生活支援システム 問159

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問題

第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神障害者の生活支援システム 問159 (訂正依頼・報告はこちら)

ピアサポーターに関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
  • 専門職の代替的機能を担う。
  • 対等な立場で仲間を支える。
  • 厚生労働大臣が定める研修を修了する必要がある。
  • 意思疎通支援事業によって派遣される。
  • ロールモデルとして期待される。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2,5です。
ピアサポーターとは、同じような立場の人によるサポートを意味します。

1→専門職の代替的機能を担うのではなく、同じ障害のある人自身が相談相手となり、同じ仲間として問題解決を行っていきます。

2→対等な立場で仲間を支えることは、ピアサポーターの姿勢といえます。

3→ピアサポーターは資格ではないため、研修を受けなければならないという決まりはありません。

4→ 意思疎通支援事業とは、手話通訳等を行う者などの派遣を行います。この事業の場合、障害者と障害のない人の意思疎通を支援することが目的となります。

5→ロールモデルとは「お手本となる人物」という意味があります。同じ障害があるからこそ、目標としやすい存在となりえます。

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02

正解は2と5です。

ピア(Peer)とは「仲間」という意味で、ピアサポートとは「仲間同士の支えあいの活動」とのことです。

1.ピアサポーターは自らの精神疾患の経験を活かし、ピアとして支えあう活動なので、専門職の代替的機能とはなりません。

2.対等な立場で仲間として支えあう活動です。

3.ピアサポーターは資格ではないので、養成研修を受けないと活動できないというものではありません。

4.意思疎通支援事業によって派遣されるのは、手話通訳者や要約筆記者などです。

5.ロール(role)は役割、モデル(model)は「手本・模範」を表します。役割のお手本という意味です。精神疾患を抱える生活者としてお手本にして、目指すイメージを具体化できます。

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