精神保健福祉士の過去問 第23回(令和2年度) 精神疾患とその治療 問88
この過去問の解説 (3件)
注意欠如・多動症(ADHD)の症状は「不注意の症状」、「多動性・衝動性の症状」に大別されます。それらの症状は全ての患者に等しく出現するという訳ではなく、不注意の症状が強かったり、多動性・衝動性の症状が強かったり、両方が混合して出現する事もあります。
1、不適切です。「しゃべりすぎる」という行動は、多動性・衝動性の症状に含まれます。
2、適切な内容です。「日々の活動で忘れっぽい」という行動は、不注意の症状に含まれます。
3、不適切です。「自分の順番を待つことが困難である」という行動は、多動性・衝動性の症状に含まれます。
4、適切な内容です。「課題や活動を順序だてる事が困難である」という行動は、不注意の症状に含まれます。
5、不適切です。「不適切な状況で走り回ったり、高い所へ上ったりする」という行動は多動性・衝動性の症状に含まれます。
正解は、2・4 です。
注意欠如・多動症(ADHD)は、「不注意」・「多動・衝動性」の症状があります。この問題では、「不注意」について問われていることに注意しましょう。
1 不適切です。記述内容は、「多動・衝動性」についてです。
2 適切です。
3 不適切です。記述内容は、「多動・衝動性」についてです。
4 適切です。
5 不適切です。記述内容は、「多動・衝動性」についてです。
正解は、 2 と 4 です。
注意欠如・多動症( ADHD )では、不注意、多動性、衝動性の3つのうちのいずれかや、それらが混同してみられる場合があります。選択肢は、それらの症状のいずれかを説明したものです。
1.×
選択肢は、多動性の症状です。
2.〇
選択肢は、不注意の症状です。
3.×
選択肢は、衝動性の症状です。
4.〇
選択肢は、不注意の症状です。
5.×
選択肢は、多動性の症状です。
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