精神保健福祉士の過去問
第23回(令和2年度)
精神保健福祉に関する制度とサービス 問149
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問題
第23回(令和2年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉に関する制度とサービス 問149 (訂正依頼・報告はこちら)
アルコホーリクス・アノニマス( AA )に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- アルコール依存症者の家族を対象としたグループである。
- アルコール依存症者の就労支援を目的としたプログラムである。
- 組織の運営は専門職の関与を前提とする。
- 12のステップを採用している。
- 実名での参加を原則とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、 4 です。
1.適切ではありません。
アルコホーリクス・アノニマス(AA)は、アルコール依存症者本人を対象としたセルフヘルプグループです。
2.適切ではありません。
AAは、就労支援を目的とはしていません。
3.適切ではありません。
AAの運営は、専門職の関与を前提とはしていません。当事者本人が主体的に運営します。
4.適切です。
AAは、12のステップを採用しています。アルコールに対して無力であることを認めたり、このステップの原理を他の人達に伝えたり、実践するように努力することを示しています。
5.適切ではありません。
AAは、匿名での参加を原則としています。断酒会は、実名での参加を原則としています。
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02
アルコホーリクス・アノニマスとは、自分達をアルコールに敗北したと認め、その経験を他の依存者達に伝達し、飲酒によらない生き方への転換を図ろうとするセルフヘルプグループです。
1.×です。対象は飲酒の囚われから解放されたいと思う人達です。
2.×です。定期的にメンバーで集まりミーティングを行い、飲酒をしない生活を目指していきます。
3.×です。そのような前提はなく、あくまで飲酒を止める事を希望をする人がメンバーになる事ができます。匿名性もあり、メンバー名簿もないため、組織化される事はありません。
4.○です。AA12のステップというものがあります。
5.×です。選択肢3の解説の通り、実名を名乗る必要はありません。
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03
正解は、4 です。
1 不適切です。家族ではなく本人を対象としています。
2 不適切です。就労支援ではなく、アルコールを飲まないことを目的としたプログラムです。
3 不適切です。当事者自身の集まりですので、専門職の関与は前提としていません。
4 適切です。アルコール依存症からの回復手法として採用されています。
5 不適切です。実名である必要はありません。
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