精神保健福祉士の過去問 第24回(令和3年度) 社会理論と社会システム 問15
この過去問の解説 (3件)
正解は 2 です。
1.純粋移動とは、移動機会の多寡によって左右される移動のことであり、自発的な意思による移動のことです。
あらかじめ定められたエリートの基準に見合う者だけが育成され、エリートとしての地位を得ることは、庇護移動といいます。
2.正解です。構造移動とは、産業構造や人口動態の変化によって社会的地位の移動を余儀なくされることをいいます。
3.業績主義とは、個人の能力や成果によって社会的地位が与えられることをいいます。
本人の努力によって変更することができない要素によって社会的地位が与えられることは、属性主義の特徴です。
4.属性主義とは、その人の生得的特性(生まれながらにして持っている特性)を考慮するものです。
個人の能力や成果に応じて社会的地位が与えられることは、業績主義といいます。
5.一個人の一生の間での社会的地位の移動は、世代内移動といいます。
世代間移動とは、家族2世代以上にわたる社会的地位の変化のことです。
本設問は社会調査を行う際に用いられる概念について問われる問題となっています。似たような語句が多く、混同しやすいため注意が必要です。
不適切です。選択肢の内容は「庇護移動」の説明となっています。純粋移動とは、自分の意思に基づいて移動したと推定される移動の事を言います。
適切な内容です。
不適切です。選択肢の内容は「属性主義」の説明となっています。業績主義とは、個人の能力や努力によって、地位が与えられる事を言います。
不適切です。選択肢の内容は「業績主義」の説明となっています。
不適切です。世代間移動とは2世代以上の家族間で行われる社会的地位の移動の事を言います。選択肢の内容は世代内移動の説明となっています。
正解は、2 です。
1 不適切です。純粋移動とは、経済・人口などの社会情勢によって変動する強制移動とは違い、そのようなことに左右されず移動機会が多いか少ないかによって左右される移動のことを言います。
2 適切です。
3 不適切です。記述内容は、属性主義を指します。
4 不適切です。記述内容は、業績主義を指します。
5 不適切です。親から子への世代間での地位の移動を指します。
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