精神保健福祉士の過去問
第24回(令和3年度)
精神疾患とその治療 問93

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問題

第24回(令和3年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

アルコホーリクス・アノニマス(AA)に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
  • 自助グループである。
  • 自立支援医療(精神通院医療)の対象である。
  • 心理専門職によるカウンセリングが目的である。
  • メンバーの無名性を基礎におく。
  • 参加するためには医師の診断書が必要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 と 4 です。

各選択肢については以下の通りです。

1.記載のとおりです。

アルコホーリクス・アノニマスとは、アルコール依存症およびそれに伴う問題を解決するための自助グループです。

2.アルコホーリクス・アノニマスは自立支援医療(精神通院医療)の対象にはなりません。

3.アルコホーリクス・アノニマスは同じ悩みを抱いている参加者同士が経験や思いを語り合い、聞き合い支え合うということを目的としています。

心理専門職によるカウンセリングは目的には含まれていません。

4.記載のとおりです。

アルコホーリクス・アノニマスにおいては実名を名乗る必要はありません。

5.アルコホーリクス・アノニマスへの参加に医師の診断書は必要ありません。

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02

1、適切な内容です。アルコホーリクス・アノニマスとは飲酒が原因で問題を起こしてしまった人たちが飲酒をやめる事を目的に形成する自助グループの事を言います。

2、不適切です。自立支援医療(精神通院医療)とは、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担を軽減する公費負担医療制度の事を指します。アルコホーリクス・アノニマスは自助グループであり、医療費が発生する物ではありません。そのため、医療費の自己負担を軽減する事を目的とした自立支援医療(精神通院医療)の対象とはなりません。

3、不適切です。アルコホーリクス・アノニマスは、同じ悩みを持つ仲間同士がそれぞれが感じている思いを語り、飲酒を止められるようお互いを支えあう事を目的としています。心理専門職によるカウンセリングは目的に含まれていません。

4、適切な内容です。アルコホーリクス・アノニマスの集まりにおいては、実名を名乗る事を強制される事はありません。メンバーを呼ぶ際は「アノニマスネーム」というニックネームでお互いを呼び合うため、参加者のプライバシーを守る事が出来ます。

5、不適切です。アルコホーリクス・アノニマスに参加するために、医師の診断書は必要とされません。飲酒による問題を感じている人で、それを解決したいと考えている人であれば、誰でも参加する事が出来ます。

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03

正解は、1・4 です。

1 適切です。

アルコホーリクス・アノニマス(AA)は、専門職によるカウンセリングなどではなく、同じ悩みを持つ当事者同士で構成されるグループであることに特徴があります。

2 不適切です。

医療費は発生しませんので、自立支援医療の対象ではありません。

3 不適切です。

同じ悩みを持つ当事者同士の自助グループです。

4 適切です。

自分の素性を明らかにしなくても参加することができます。

5 不適切です。

医師の診断書は必要ありません。

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