精神保健福祉士の過去問
第24回(令和3年度)
精神保健の課題と支援 問99

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問題

第24回(令和3年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健の課題と支援 問99 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、セクシュアリティに関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
  • ジェンダーは、身体的性別を指す言葉である。
  • 性別違和は、DSM-5で採用された用語である。
  • 性的指向は、自己の性をどのように認識しているのかを示す概念である。
  • トランスジェンダーは、生物学的・身体的性と性自認が一致しない人を表す言葉である。
  • 性同一性は、人の性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、✕ ジェンダーとは身体的な性別の事ではなく、社会的・文化的に作られた性差の事を言います。例えば「日々の食事の準備は女性がする物」「力仕事は男性の役割」など古くから植え付けられた固定観念などがそれにあたります。

2、〇 適切な内容です。性別違和とは戸籍上の性別や出生時に割り当てられた性別と、その当人が自認する性別が異なると感じる感覚の事を言います。

3、✕ 選択肢の内容は「性同一性」の説明です。

4、〇 トランスジェンダーは生まれつきの身体的性別と性自認が一致しない人たちの事を言います。

5、✕ 選択肢の内容は「性的指向」の事を言います。

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02

正解は、2・4 です。

1 不適切です。

ジェンダーは、社会的性別を指す言葉です。

2 適切です。

性同一性障害から性別違和に変わりました。

3 不適切です。

どういう対象に向かうのかを示す概念です。

4 適切です。

記述の通りです。

5 不適切です。

自己の性をどのように認識しているのかを示す概念です。

参考になった数7

03

正解は 2 と 5 です。

各選択肢については以下の通りです。

1.ジェンダーとは、社会的・文化的な役割としての男女の性のことです。

 男性らしさ、女性らしさなどという表現が用いられます。

2.記載の通りです。

 性別違和とは、決められた性別と体験している性別の差のことを言います。

 戸籍上では男性でも、自分は自分自身が男性であるということに違和感を抱くことをいいます。

3.性的指向とは、その人の恋愛や性愛がどういった対象に向かっていくのかを示す概念のことです。

4.記載の通りです。

5.性同一性とは、自分の性をどのように認識しているのかを示す概念のことです。

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