精神保健福祉士の過去問
第24回(令和3年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問119

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問題

第24回(令和3年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問119 (訂正依頼・報告はこちら)

Bさん(30歳、女性、統合失調症)は、週に4日、配送センターで仕分業務に従事して3年目となる。利用する障害者就業・生活支援センターのC就労支援担当者(精神保健福祉士)を訪れ、「配送センターの所長に、繁忙期は勤務日数を増やし、1日8時間勤務できないと雇用継続は難しいと言われた。これ以上働くと体調が不安で、通院する時間もなくなる。仕事は辞めたくない。でも、怖くて何も言えなかった」と訴えた。そこで、C就労支援担当者はBさんとの合意を得て、配送センターを訪問して所長に話をした。
次のうち、この場面でC就労支援担当者が果たした役割として、正しいものを1つ選びなさい。
  • インフォームドコンセント
  • アドボカシー
  • リスクマネジメント
  • セカンドオピニオン
  • アカウンタビリティ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、 2 です。

1.適切ではありません。

インフォームドコンセントは、受ける医療行為について、

分かりやすく十分な説明を受け、

患者側はそれに対して十分納得した上で同意することを意味します。

2.適切です。

アドボカシーは、「権利擁護」や「代弁」を意味します。

本ケースでは、Bさんの代わりにC就労支援担当者が所長に話をしています。

Bさんの想いを代弁しています。

3.適切ではありません。

リスクマネジメントは、リスクを回避し、

万が一の際の被害や損害を最小限に抑えることを意味します。

4.適切ではありません。

セカンドオピニオンとは、よりよい決断をするために、

当事者以外の専門的知識を持った第三者に意見を求める行為を意味します。

5.適切ではありません。

アカウンタビリティは、サービス提供者がサービス受給者に対して、

サービス内容を十分に説明することを意味します。

参考になった数27

02

正解は、 です。

1 不適切です。

インフォームドコンセントは、説明と同意を意味します。主に医師が患者へ病状を説明し、患者より治療方針への同意をいただく際に行います。

2 適切です。

アドボカシーは、権利擁護を意味します。ここではBさんが言いたくても言えないことをC就労支援担当者がBさんの代わりに代弁しようとしていますので、適切です。

3 不適切です。

リスクマネジメントは、起こりそうなリスクに対しあらかじめマネジメントをしておくことを意味します。この事例では見られません。

4 不適切です。

セカンドオピニオンとは、主に医療の現場で使われます。主治医以外の医師に自分の症状や治療方針について意見を求めることを指します。

5 不適切です。

アカウンタビリティとは、説明責任を意味します。この事例では見られません。

参考になった数5

03

1、不適切です。インフォームドコンセントは「説明と同意」と訳されます。医師から病気の治療方法などの説明を受け、患者がその内容を十分理解した上で治療方針に同意し治療を受ける事を言います。

2、適切な内容です。アドボカシーは「権利擁護」と訳されます。自分の意思をうまく伝える事が出来ないクライエントの意思を代弁し、クライエントの権利を守る事を指します。

3、不適切です。リスクマネジメントは、事故のリスクを事前に把握し、そのリスクが発生しないように予防したり、リスクが発生したとしても被害が最小限に済むよう事前に対応を検討しておく事などを言います。

4、不適切です。セカンドオピニオンとは、現在治療を受けている医師以外から、クライエントが自分自身の病状やその治療内容について意見をもらう事を言います。

5、不適切です。アカウンタビリティとは、サービスの提供事業者が、そのサービス利用を希望している人に対して自事業所が提供するサービス内容を事前に説明し理解を求める事を言います。

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