精神保健福祉士の過去問
第24回(令和3年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問127
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問題
第24回(令和3年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問127 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、相談援助活動におけるコンサルテーションに関する説明として、正しいものを1つ選びなさい。
- コンサルテーションは、コンサルティの専門性に関する支援の振り返りを促すことである。
- コンサルタントは、助言した結果に責任を負う。
- コンサルティは、取り上げる問題に応じてコンサルタントを選定する。
- コンサルタントは、監督・指導する管理的機能を持つ。
- コンサルティは、受けた助言を採用する際に、コンサルタントの許可を得る。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、3 です。
1 不適切です。
コンサルテーションは、例えばコンサルティが福祉の専門家であった場合、コンサルタントとして弁護士に助言をいただくなど、自分の分野と違う専門家から受けることが多く、コンサルティの専門性に関する支援の振り返りを促すわけではありません。
2 不適切です。
コンサルタントはあくまで助言や援助を行うことが役割ですので、結果に責任は負いません。
3 適切です。
コンサルテーションを受けるために、その課題に応じてどのようなコンサルタントが適切かコンサルティが選定します。
4 不適切です。
コンサルタントは、例えば弁護士であれば法律の分野から助言などを行うのであり、監督・指導する管理的機能を持つわけではありません。
5 不適切です。
受けた助言を採用するかについては、コンサルトの許可は必要ありません。
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02
正解は、 3 です。
コンサルテーションに関する問題です。
コンサルテーションとは、
多職種間の連携におけるそれぞれの専門を超えて行われる助言や支援のことを意味します。
コンサルテーションを受ける側のことをコンサルティといい、
コンサルテーションを提供する側をコンサルタントと呼びます。
1.適切ではありません。
コンサルテーションとは、
多職種間の連携におけるそれぞれの専門を超えて行われる助言や支援のことを意味します。
2.適切ではありません。
コンサルタントが、助言した結果に責任を負うことはありません。
3.適切です。
コンサルティは当事者が抱えている問題に応じて、
その専門分野であるコンサルタントを選定し、
助言や支援を求めます。
4.適切ではありません。
コンサルタントは、あくまでも自身の専門分野からの知見を伝え、
可能な限りで助言や支援を行いますが、
支援において、他機関を管理・指導するような役割は持っていません。
5.適切ではありません。
コンサルティとコンサルタントは上下関係ではなく、
当事者を支援するチームにおいて、連携し合う対等な関係です。
許可を得て助言を採用する必要はありません。
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03
1、✕ コンサルテーションは、異なる分野で活動する専門家同士が、お互いの専門性を考慮・尊重しながら自分の専門分野の知識を用いて助言を行う事を言います。
2、✕ コンサルタントは助言を行う人の事を指します。コンサルタントはコンサルティに対して助言を行いますが、その助言に基づいて行動するかどうかの選択はコンサルティが行います。そのため、コンサルタントは助言した結果に責任を負う必要はありません。
3、〇 コンサルティが担当している相談援助活動の内容により、必要となる助言内容は異なります。コンサルティは自身が担当する問題に応じて、その専門分野で活躍する専門家をコンサルタントとして選定する事ができます。
4、✕ コンサルタントはコンサルティに対して助言を行いますが、スーパービジョンとは異なり管理的機能は有していません。
5、✕ コンサルティが受けた助言内容を採用するか否かについては、コンサルティ自身が行う事となります。受けた助言を採用する場合であったとしても、それに対してコンサルタントの許可を得る必要はありません。
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