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精神保健福祉士の過去問 第25回(令和4年度) 人体の構造と機能及び疾病 問6

問題

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事例を読んで、Aさんの症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Aさん(55歳)は、出勤途中に突然歩けなくなり、救急病院に運ばれた。脳梗塞と診断され、治療とリハビリテーションを受けたが、左の上下肢に運動麻痺(まひ)が残った。左足の感覚が鈍く、足が床についているかどうか分かりにくい。歩行障害があり、室内は杖(つえ)歩行又は伝い歩きをしている。呂律が回らないことがあるが、会話、読み書き、計算は可能である。食事は右手で箸を持って問題なく食べることができる。尿便意はあるが、自分でトイレに行くのが難しいため、間に合わず失禁することがある。
   1 .
失語症
   2 .
対麻痺
   3 .
感覚障害
   4 .
嚥下(えんげ)障害
   5 .
腎臓機能障害
( 第25回(令和4年度) 精神保健福祉士国家試験 人体の構造と機能及び疾病 問6 )
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この過去問の解説 (3件)

5

脳梗塞の後遺症に関する事例問題です。脳梗塞の後遺症に発現する症状、疾患について整理しておきましょう。

選択肢1. 失語症

会話は可能であることから失語症との症状とは違うと思われます。

選択肢2. 対麻痺

感覚障害は脳の障害が起きた反対側の部位に症状が現れます。

選択肢3. 感覚障害

脳梗塞と診断され、上下肢の運動麻痺、片側の感覚が鈍く、歩行障害の症状があることから感覚障害と思われます。

選択肢4. 嚥下(えんげ)障害

食事ができていることから、嚥下障害はないと思われます。

選択肢5. 腎臓機能障害

腎機能障害とは、腎機能が低下している状態を言います。腎臓が悪いと、脳梗塞で日常生活にも支障がでてきますが、その症状が見受けられません。

まとめ

脳梗塞の後遺症についてこの事例を通して正確に記憶しておきましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

本設問に登場する「脳梗塞」は、近年患者数が増えており、発症後に後遺症が残りやすい病気です。そのため、発症後に生活状況が変化する事も少なくなく、支援が必要になる事も多いです。

選択肢1. 失語症

✕ 失語症は「聞いたことが理解できない」「文字を読む、書く事が出来ない」「伝えたい事が適切な言葉として出せない」などの症状の事を言います。脳梗塞の後遺症として、失語症は見られる症状ではありますが、Aさんは読み書きや計算が出来ているため、失語症の症状とは言えません。

選択肢2. 対麻痺

✕ 対麻痺とは、体の両側が麻痺する事を言います。Aさんは左上下肢に運動麻痺が残ったとされており、対麻痺ではなく片麻痺の症状があると言えます。

選択肢3. 感覚障害

〇 感覚障害は感覚麻痺とも呼ばれ、体の外からの様々な刺激に対して脳が正しく認識できず、刺激に対して感じ方が鈍くなったり、刺激を感じる事が出来なくなる事を言います。本事例において、Aさんは左足の感覚が鈍く、足が床についているかどうか分かりにくいとされており、感覚障害の症状が見られていると言えます。

選択肢4. 嚥下(えんげ)障害

✕ 嚥下障害とは、食べ物や飲み物を摂る時に、物がつかえたり、飲み込む力が弱くなる事によって、食物を適切に胃に運ぶ事が出来ず、間違って肺に入るなどの症状の事を言います。本事例において、Aさんは食事を問題なく食べる事が出来ているため、嚥下障害であるとは言えません。

選択肢5. 腎臓機能障害

✕ 腎臓機能障害では、食欲減退や尿量の減少などが見られます。本事例において、Aさんは食事を問題なく摂取できており、排尿量の問題も見られていません。よって、腎臓機能障害を起こしている様子は見られていません。

1

脳梗塞による症状の中でも、事例を読んでAさんに何が起きているかを問われています。選択肢に出てくる用語を覚えておくこと、事例をしっかり読むことで解くことができます。

選択肢1. 失語症

不適切です。「会話、読み書き、計算は可能である」とあるので、失語症ではないことがわかります。

選択肢2. 対麻痺

不適切です。対麻痺とは、両下肢の麻痺のことです。「左の上下肢に運動麻痺が残った」とありますので、片麻痺の症状があると考えられます。

選択肢3. 感覚障害

適切です。「左足の感覚が鈍く、足が床についているかどうか分かりにくい」とありますので、感覚障害があると考えられます。

選択肢4. 嚥下(えんげ)障害

不適切です。「問題なく食べることができる」とありますので、嚥下障害はないことが分かります。

選択肢5. 腎臓機能障害

不適切です。「脳梗塞と診断され」とあり、腎臓機能については言及がありませんので、違うことが分かります。

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