精神保健福祉士の過去問
第25回(令和4年度)
心理学理論と心理的支援 問2

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問題

第25回(令和4年度) 精神保健福祉士国家試験 心理学理論と心理的支援 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、性格特性の5因子モデル(ビッグファイブ)の1つである外向性の特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • ささいなことで落ち込みやすい。
  • 新しいことに好奇心を持ちやすい。
  • 他者に対して親切である。
  • 他者との交流を好む。
  • 責任感があり勤勉である。

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この過去問の解説 (3件)

01

本設問に登場する「性格特性の5因子モデル(ビッグファイブ)」とは、ゴールドバーグが提唱したパーソナリティに関する理論です。人の性格は五つの因子に大別され、それぞれの因子の強さが個人によって異なるため、性格に違いが出ると述べています。

ビッグファイブ理論において述べられている五つの因子とは、問題文に挙げられている「外向性」の他に「神経症的傾向」「開放性」「誠実性」「協調性」があります。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

✕ 選択肢の内容は「神経症的傾向」の説明となっています。

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

✕ 選択肢の内容は「開放性」の説明となっています。

選択肢3. 他者に対して親切である。

✕ 選択肢の内容は「協調性」の説明となっています。

選択肢4. 他者との交流を好む。

〇 適切な内容です。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

✕ 選択肢の内容は「誠実性」の説明となっています。

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02

5つの要素とは「神経症傾向」「外向性」「経験の開放性」「協調性」「誠実性」です。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

「神経症傾向」にあたります。

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

「経験の開放性」にあたります。

選択肢3. 他者に対して親切である。

「協調性」にあたります。

選択肢4. 他者との交流を好む。

「外向性」にあたります。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

「誠実性」にあたります。

参考になった数7

03

ビッグファイブは、「開放性」「誠実性」「外向性」「協調性」「神経症的傾向」の5つを指します。それぞれの特徴をおさえておきましょう。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

不適切です。記述内容は、「神経症的傾向」についてです。

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

不適切です。記述内容は、「開放性」についてです。

選択肢3. 他者に対して親切である。

不適切です。記述内容は、「協調性」についてです。

選択肢4. 他者との交流を好む。

適切です。「外向性」の特徴です。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

不適切です。記述内容は、「誠実性」についてです。

参考になった数5