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精神保健福祉士の過去問 第25回(令和4年度) 保健医療サービス 問2

問題

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「令和元(2019)年度国民医療費の概況」(厚生労働省)に示された日本の医療費に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
   1 .
65歳以上の国民医療費は、国民医療費の50%を超えている。
   2 .
診療種類別の国民医療費のうち最も大きな割合を占めるのは歯科診療医療費である。
   3 .
都道府県(患者住所地)別の人口一人当たり国民医療費が最も高い都道府県は、東京都となっている。
   4 .
制度区分別の国民医療費では、医療保険等給付分に比べて公費負担医療給付分が高い割合を占めている。
   5 .
入院医療費及び入院外医療費を合わせた医科診療医療費の割合は、国民医療費の50%未満である。
( 第25回(令和4年度) 精神保健福祉士国家試験 保健医療サービス 問2 )
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この過去問の解説 (3件)

3

国民医療費の概況は毎年発表されており、頻出問題となっています。内容についてある程度確認しておくと良いでしょう。

選択肢1. 65歳以上の国民医療費は、国民医療費の50%を超えている。

〇 65歳以上の国民医療費は、国民医療費全体の61%となっています。

選択肢2. 診療種類別の国民医療費のうち最も大きな割合を占めるのは歯科診療医療費である。

✕ 診療種類別の国民医療費のうち、最も大きな割合を占めているのは医科診療医療費であり、医科診療医療費は70%を超えています。歯科診療医療費は全体の6.8%となっています。 

選択肢3. 都道府県(患者住所地)別の人口一人当たり国民医療費が最も高い都道府県は、東京都となっている。

✕ 人口一人当たりの国民医療費が最も高い都道府県は、高知県です。

選択肢4. 制度区分別の国民医療費では、医療保険等給付分に比べて公費負担医療給付分が高い割合を占めている。

✕ 制度区分別の国民医療費のうち、医療保険等給付区分が最も高い割合である5割弱を占めています。公費負担医療給付分は、1割に満たない割合となっています。

選択肢5. 入院医療費及び入院外医療費を合わせた医科診療医療費の割合は、国民医療費の50%未満である。

✕ 入院医療費及び入院外医療費を合わせた医科診療医療費の割合は、国民医療費の7割以上を占めています。

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1

厚生労働省から出されている資料の内容について問われていますが、医療保険制度の変遷を覚えておくことによって、解くことができる問題です。なぜ現在の制度になっているかを意識しながら勉強しておくことが重要です。

選択肢1. 65歳以上の国民医療費は、国民医療費の50%を超えている。

適切です。記述の通りです。前年度からも増加しています。

選択肢2. 診療種類別の国民医療費のうち最も大きな割合を占めるのは歯科診療医療費である。

不適切です。最も大きな割合を占めるのは、「医科診療医療費」です。

選択肢3. 都道府県(患者住所地)別の人口一人当たり国民医療費が最も高い都道府県は、東京都となっている。

不適切です。高知県が最も高いです。

選択肢4. 制度区分別の国民医療費では、医療保険等給付分に比べて公費負担医療給付分が高い割合を占めている。

不適切です。医療保険等給付分の方が高い割合を占めています。

選択肢5. 入院医療費及び入院外医療費を合わせた医科診療医療費の割合は、国民医療費の50%未満である。

不適切です。50%を超えています。

0

国民医療費の総額や医科・歯科別の割合、高齢者の医療費の割合などの概ねの数字は記憶しておきましょう。

選択肢1. 65歳以上の国民医療費は、国民医療費の50%を超えている。

65 歳以上の国民医療費は、国民医療費の約 60%を占めています。

選択肢2. 診療種類別の国民医療費のうち最も大きな割合を占めるのは歯科診療医療費である。

診療種類別の国民医療費のうち最も大きな割合を占めるのは医科診療医療費になっています。

選択肢3. 都道府県(患者住所地)別の人口一人当たり国民医療費が最も高い都道府県は、東京都となっている。

人口一人当たり国民医療費が最も高い都道府県は高知県です。

選択肢4. 制度区分別の国民医療費では、医療保険等給付分に比べて公費負担医療給付分が高い割合を占めている。

制度区分別の国民医療費では、医療保険等給付分が約50%を占めています。

選択肢5. 入院医療費及び入院外医療費を合わせた医科診療医療費の割合は、国民医療費の50%未満である。

入院医療費及び入院外医療費を合わせた医科診療医療費の割合は、国民医療費の約 70%を占めています。

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