問題
(注)「WHOの手引」とは、「自殺対策を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識 2017年最新版」のことである。
「WHOの手引き」では、自殺に関する責任ある報道として、「やるべきこと」6項目と「やっていはいけないこと」6項目が示されています。それぞれの内容を確認しておきましょう。
正しくありません。「自殺の報道記事を目立つように配置しないこと。また報道を過度に繰り返さないこと」は責任ある報道に求められるとされています。
正しくありません。「 自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと」は責任ある報道に求められるとされています。
正しくありません。「自殺をセンセーショナルに表現する言葉、よくある普通のこととみなす言葉を使わないこと、自殺を前向きな問題解決策の一つであるかのように紹介しないこと」は責任ある報道に求められるとされています。
正しくありません。「自殺に用いた手段について明確に表現しないこと」は責任ある報道に求められるとされています。
正しいです。「どこに支援を求めるかについて正しい情報を提供すること」は責任ある報道に求められるとされています。
選択肢の他にも、有名人の自殺を報道する際に特に注意することやセンセーショナルな見出しを使わないことなどを推奨しています。厚生労働省のホームページに詳細が掲載されていますので、一度確認しておきましょう。
不適切です。報道記事を目立つところに配置しないことを推奨しています。
不適切です。発生した場所の詳細は伝えないことを推奨しています。
不適切です。自殺がよくある普通のこととみなす言葉を使わないことを推奨しています。
不適切です。用いられた手段を明確に表現しないことを推奨しています。
適切です。相談先等の正しい情報を提供することを推奨しています。
近年の日本では自殺者数が年間2万人以上となっています。子どもの自殺も発生しており、自殺防止対策が必要とされています。また、著名人の自殺に関して報道する際に、新たな自殺を誘発しないよう、自殺に関して報道する可能性の高いメディア関係者に留意してもらいたい事に対して、WHOは指針を発表しています。
✕ WHOの手引きの中では、報道記事は目立つように配置しない事を明記しています。
✕ WHOの手引きの中では、発生現場や場所の詳細は伝えない事を明記しています。
✕ WHOの手引きの中では、自殺をセンセーショナルに表現する言葉、よくある普通のこととみなす言葉を使わないこと、自殺を前向きな問題解決策の一つであるかのように紹介しないことと明記しています。
✕ WHOの手引きの中では、自殺に用いられた手段を明確に表現しないよう明記しています。
〇 選択肢の通りです。