精神保健福祉士の過去問
第25回(令和4年度)
精神保健福祉に関する制度とサービス 問5
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問題
第25回(令和4年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉に関する制度とサービス 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
更生緊急保護に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 矯正施設の長からの申出により実施される。
- 保護の期間は、最長で3年である。
- 仮釈放中の者も対象に含まれる。
- 公共の衛生福祉に関する機関等による保護が優先される。
- 社会福祉法に規定されている社会福祉事業に含まれる。
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この過去問の解説 (3件)
01
更生緊急保護の内容を問う問題です。頻出のテーマという印象はありませんが、その内容など一通り確認しておきましょう。
更生緊急保護とは「刑事上の⼿続⼜は保護処分による⾝体の拘束を解かれた⼈のうち,親族からの援助や公共の衛⽣福祉に関する機関等からの保護を受けることができない場合などに、緊急的に、必要な援助や保護の措置を実施することにより、速やかな改善更⽣を図るもの」とされ、国の責任において行われるものとされます。。
適切ではありません。更生緊急保護は本人の申出により実施されます。
適切ではありません。原則6か月間です。特に必要と認められるときにはさらに6か月を限度として延長されます。
適切ではありません。「刑事上の⼿続⼜は保護処分による⾝体の拘束を解かれた⼈」が対象です。仮釈放期間は満了している必要があります。
適切です。「親族からの援助や公共の衛⽣福祉に関する機関等からの保護を受けることができない場合」に行われます。
適切ではありません。更生緊急保護は、更生保護法85条に規定されており、国の責任において行うとされています。
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02
更生緊急保護について、対象者、期間、内容等について問われることがありますので、確認しておきましょう。
不適切です。矯正施設の長ではなく、本人の申出により実施されます。
不適切です。3年ではなく、6ヶ月です。
不適切です。仮釈放中の者は、対象に含まれません。
適切です。記述の通りです。
不適切です。社会福祉法に規定されている社会福祉事業には、含まれていません。
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03
更生緊急保護は、刑務所を釈放された人などを対象とします。釈放後の自立更生に必要な支援を親族などから受ける事が出来ず、生活困窮などに陥る可能性が高い人で本人の希望がある場合に実施されます。
✕ 更生緊急保護は、本人の申し出に基づき、保護観察所長が実施する事となります。
✕ 保護の期間は原則6か月間です。例外的にさらに6か月を超えない範囲で延長される事があります。
✕ 満期釈放者や保護観察のつかない執行猶予者、起訴猶予者、懲役または禁錮について刑を言い渡され、その裁判が確定するまでの者や補導処分終了者などが対象となります。仮釈放中の者は含まれません。
〇 選択肢の通りです。更生緊急保護の対象となる人は、親族や公的サービスの支援を受ける事が困難な人です。公共の衛生福祉に関する機関等の保護が受けられる場合は、そちらが優先されます。
✕ 更生緊急保護は、更生保護法第85条に規定されている緊急的な保護措置です。
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