精神保健福祉士 過去問
第26回(令和5年度)
問86 (精神疾患とその治療 問3)

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問題

精神保健福祉士国家試験 第26回(令和5年度) 問86(精神疾患とその治療 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、パニック症におけるパニック発作の典型的な症状として、正しいものを1つ選びなさい。
  • 動悸(どうき)を感じる。
  • 空虚感を認める。
  • 興奮して走り出す。
  • 大勢から注目を浴びることを避ける。
  • 周囲からの視線が気になる。

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この過去問の解説 (2件)

01

パニック症におけるパニック発作は、強い苦痛や恐怖・不安などが起こり、短時間でおさまるという特徴があります。その他にも胸痛や吐き気などを生じる場合もあります。

選択肢1. 動悸(どうき)を感じる。

〇 選択肢の内容は、パニック発作の際に起こる症状の一つです。

選択肢2. 空虚感を認める。

✕ 選択肢の内容は、パニック症ではなく境界性パーソナリティ障害などで見られる症状です。

選択肢3. 興奮して走り出す。

✕ 選択肢の内容は、パニック発作で見られるものではありません。統合失調症などで見られる症状の一つです。

選択肢4. 大勢から注目を浴びることを避ける。

✕ 選択肢の内容は、パニック発作で見られるものではありません。社会不安障害で見られる症状の一つです。

選択肢5. 周囲からの視線が気になる。

✕ 選択肢の内容は、パニック発作で見られるものではありません。統合失調症や、社交不安障害で見られる症状の一つです。

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02

パニック発作とは、さしたる理由もないのに、めまいや動悸などの異変が起こり、急激に不安が高まることをいいます。

パニック発作は、通常10分以内にピークに達します。

 

1か月以上にわたり、パニック発作を繰り返したり、発作への懸念が継続したり、発作を避けるような行動をとったりすると、パニック症(パニック障害)と診断されます。

 

代表的なパニック発作は次の通りです。

・動悸がする、心拍数があがる

・息切れがする、息苦しい

・胸が痛い、胸苦しさがある

・めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ

・現実でない感じ、自分が自分でない感じ

・自分がコントロールできない、変になるかもしれないことへの恐怖

など

 

(出典:厚生労働省HP「こころもメンテしよう ストレスとこころ パニック障害」より引用

https://www.mhlw.go.jp/mobile/m/kokoro/kokoro/youth/mobile/stress/know02.xhtml

選択肢1. 動悸(どうき)を感じる。

正しいです。

 

動悸(どうき)を感じる。」はパニック発作の典型的な症状です。

選択肢2. 空虚感を認める。

正しくありません。

 

空虚感を認める。」はパニック発作の典型的な症状ではありません。

選択肢3. 興奮して走り出す。

正しくありません。

 

興奮して走り出す。」はパニック発作の典型的な症状ではありません。

選択肢4. 大勢から注目を浴びることを避ける。

正しくありません。

 

「大勢から注目を浴びることを避ける。」はパニック発作の典型的な症状ではありません。

 

選択肢5. 周囲からの視線が気になる。

正しくありません。

 

周囲からの視線が気になる。」はパニック発作の典型的な症状ではありません。

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