精神保健福祉士 過去問
第26回(令和5年度)
問102 (精神保健の課題と支援 問9)

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問題

精神保健福祉士試験 第26回(令和5年度) 問102(精神保健の課題と支援 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、世界精神保健連盟(WFMH)が提唱し、国際連合が制定した国際デーとして、正しいものを1つ選びなさい。
  • 世界メンタルヘルスデー
  • 世界自閉症啓発デー
  • 国際障害者デー
  • 世界患者安全デー
  • 世界自殺予防デー

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この過去問の解説 (2件)

01

本設問では、様々な分野で制定されている国際デーについて問われています。国際デーでは、様々な目的のもと行われている活動内容を一般の人に啓発したり、普段行っている活動内容をさらに意識して実施するなどの取り組みが行われます。

選択肢1. 世界メンタルヘルスデー

〇 世界メンタルヘルスデーは、1992年に世界精神保健連盟がメンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくして正しい知識を普及することを目的として制定しました。世界メンタルヘルスデーは10月10日に定められています。

選択肢2. 世界自閉症啓発デー

✕ 世界自閉症啓発デーが定められたのは、2007年の国連総会です。毎年4月2日が世界自閉症啓発デーと定められており、全世界の人に自閉症を理解してもらう取り組みが行われます。世界精神保健連盟が提唱したものではありません。

選択肢3. 国際障害者デー

✕ 国際障害者デーは、1982年12月3日に「障害者に関する世界行動計画」が採択された事を記念し、1992年の国連総会で定められたものです。世界精神保健連盟が提唱したものではありません。

選択肢4. 世界患者安全デー

✕ 世界患者安全デーは、患者安全を促進すべく世界保健機関(WHO)加盟国による世界的な連携と行動に向けた活動をすることを目的に、2019年の世界保健機関総会で採択されました。

世界患者安全デーは毎年9月17日と定められており、患者安全を促進する事への人々の意識・関心を高め、国際的な理解を深めるとともに、各種媒体を用いた普及活動を実施しています。

選択肢5. 世界自殺予防デー

✕ 世界自殺予防デーは、世界保健機関(WHO)が毎年9月10日に定め、自殺を防止するための取組や啓発活動を行っています。日本では9月10日から9月16日までを自殺予防週間と位置付けています。

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02

選択肢に掲げられている各記念日について、軽く内容を確認しておくようにしましょう。

選択肢1. 世界メンタルヘルスデー

正しいです。

 

世界メンタルヘルスデーは、偏見や社会的スティグマを無くし、メンタルヘルス問題に関する世間の意識や関心を高め、正しい知識を普及するために定められた国際デーとされています。

選択肢2. 世界自閉症啓発デー

正しくありません。

 

国際連合によって定められた自閉症への啓発を目的とした国際デーです。

 

世界自閉症啓発デーは、カタール国王王妃の提案より国連で決議されたものです。

選択肢3. 国際障害者デー

正しくありません。

 

国際障害者デーは、障害者問題への理解促進、障害者が人間らしい生活を送る権利とその補助の確保を目的として国連で定められたものです。

 

ですが、世界精神保健連盟(WFMH)が提唱したものではありません。

選択肢4. 世界患者安全デー

正しくありません。

 

世界患者安全デーは、「患者安全を促進すべく世界保健機関加盟国による世界的な連携と行動に向けた活動をすること」を目的として、医療制度を利用する全ての人々のリスクを軽減するために2019年にWHO総会で制定されたものです。

 

ですが、世界精神保健連盟(WFMH)が提唱したものではありません。

選択肢5. 世界自殺予防デー

正しくありません。

 

世界保健機関 (WHO)が「自殺に対する注意・関心を喚起し、自殺防止のための行動を促進すること」を目的として制定した、国際デーです。

 

ですが、世界精神保健連盟(WFMH)が提唱したものではありません。

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