精神保健福祉士 過去問
第26回(令和5年度)
問104 (精神保健福祉相談援助の基盤 問1)

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問題

精神保健福祉士試験 第26回(令和5年度) 問104(精神保健福祉相談援助の基盤 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、社会福祉士及び介護福祉士法における社会福祉士の業について、正しいものを1つ選びなさい。
  • 身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行う。
  • 福祉に関する事務所において、援護又は育成の措置に関する事務を行う。
  • 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行う。
  • 専門的知識及び技術をもって、福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービス関係者等との連絡及び調整その他の援助を行う。
  • 社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

クライエントの支援を行うに当たっては、多職種との連携が必要となります。各専門職の役割についても理解しておくと良いでしょう。

本設問に挙げられている社会福祉士及び介護福祉士法は、1987年に制定されたものです。

選択肢1. 身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行う。

✕ 選択肢の内容は、社会福祉士及び介護福祉士法第2条に規定された介護福祉士の定義です。

選択肢2. 福祉に関する事務所において、援護又は育成の措置に関する事務を行う。

✕ 選択肢の内容は、福祉事務所において現業を行う所員(社会福祉主事)の説明となっています。

選択肢3. 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行う。

✕ 選択肢の内容は、公認心理師の説明となっています。

選択肢4. 専門的知識及び技術をもって、福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービス関係者等との連絡及び調整その他の援助を行う。

〇 選択肢の内容は、社会福祉士及び介護福祉士法第2条に規定されている、社会福祉士の定義となっています。

選択肢5. 社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行う。

✕ 選択肢の内容は、精神保健福祉士の説明となっています。

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02

社会福祉士及び介護福祉士法2条1項において

 

「「社会福祉士」とは、第28条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第47条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと(第7条及び第47条の2において「相談援助」という。)を業とする者」

 

と規定されています。

選択肢1. 身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行う。

正しくありません。

 

介護福祉士の業です(社会福祉士及び介護福祉士法2条2項)。

選択肢2. 福祉に関する事務所において、援護又は育成の措置に関する事務を行う。

正しくありません。

 

社会福祉主事の業です(社会福祉法18条3項)。

選択肢3. 心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行う。

正しくありません。

 

公認心理師の業です(公認心理師2条3号)。

選択肢4. 専門的知識及び技術をもって、福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービス関係者等との連絡及び調整その他の援助を行う。

正しいです。

 

社会福祉士及び介護福祉士法2条1項において

 

「「社会福祉士」とは、第28条の登録を受け、社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者(第47条において「福祉サービス関係者等」という。)との連絡及び調整その他の援助を行うこと(第7条及び第47条の2において「相談援助」という。)を業とする者」

 

と規定されています。

選択肢5. 社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行う。

正しくありません。

 

精神保健福祉士の業です(精神保健福祉法2条)。

参考になった数1