精神保健福祉士 過去問
第26回(令和5年度)
問106 (精神保健福祉相談援助の基盤 問3)

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問題

精神保健福祉士試験 第26回(令和5年度) 問106(精神保健福祉相談援助の基盤 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、ソーシャルロール・バロリゼーションを提唱した人物として、正しいものを1つ選びなさい。
  • ニィリエ(Nirje, B.)
  • ビアーズ(Beers, C.)
  • ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger, W.)
  • ラップ(Rapp, C.)
  • バンク-ミケルセン(Bank−Mikkelsen, N.)

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この過去問の解説 (2件)

01

ソーシャルロール・バロリゼーションは、「社会的役割の獲得(実践)」と訳されています。

 

アメリカにおいて、ノーマライゼーションを体系化・理論化させたとされるヴォルフェンスベルガーが提唱した概念です。

選択肢1. ニィリエ(Nirje, B.)

正しくありません。

 

ニィリエは、ノーマライゼーションの育ての親とよばれています。

 

ノーマライゼーションの8つの原理をまとめました。

選択肢2. ビアーズ(Beers, C.)

正しくありません。

 

ビアーズは、アメリカの精神衛生に関する運動家です。

 

自身の体験をもとにした「わが魂にあうまで」を執筆しました。

選択肢3. ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger, W.)

正しいです。

 

ソーシャルロール・バロリゼーションは、「社会的役割の獲得(実践)」と訳されています。

 

アメリカにおいて、ノーマライゼーションを体系化・理論化させたとされるヴォルフェンスベルガーが提唱した概念です。

選択肢4. ラップ(Rapp, C.)

正しくありません。

 

ラップは、ストレングスモデルの6原則を提唱したことで有名です。

選択肢5. バンク-ミケルセン(Bank−Mikkelsen, N.)

正しくありません。

 

バンク-ミケルセンは、ノーマライゼーションの生みの親とよばれている人物です。

 

「あらゆる人が当たり前に生活できる社会、環境を作る」という理念(ノーマライゼーション)を提唱しました。

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02

ソーシャルロール・バロリゼーションは「価値のある社会的役割の獲得」と訳されます。

障害がある人を他の人と区別せずに受け入れ、価値のある役割の獲得とその維持ができるように働きかける事で、社会的な意識の改善を促す考え方の事を言います。

 

ソーシャルロール・バロリゼーションは、ノーマライゼーションの理論をさらに発展させたものであり、1980年代にヴォルフェンスベルガーによって提唱された理論です。

よって、本設問の答えはヴォルフェンスベルガーとなります。

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