精神保健福祉士 過去問
第26回(令和5年度)
問117 (精神保健福祉相談援助の基盤 問14)
問題文
次の事例を読んで、(※2)について、Bワーカーが受けたスーパービジョンの効果として、適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
精神科クリニックで働くB精神保健福祉士(以下「Bワーカー」という。)は、中学の養護教諭からの紹介で、嫌なことがあるとリストカットするというCさん(15歳、女性)のインテーク面接を行った。当日母親が付き添っていたが、はじめにCさんから話を聞いた。Bワーカーがバイオサイコソーシャルモデルにのっとって話を聞く中で、Cさんはクラスの誰とも付き合いがなく、休み時間も机に伏していることや、摂食障害の傾向もあることが分かってきた。親については、「父親はいつも酔っている。母親は怒ってばかりなので何も話していない。今日も理由が何か分からずに来ている」と言う。BワーカーはCさんが話してくれたことをねぎらい、医師の診察につなげた。(※1)
診察後、医師とBワーカーは、Cさんにことわって、母親に状況を話した。母親は驚き、「夫のことで頭が一杯で気が付かなかった。夫は毎晩深酒しては、Cの成績や反抗的態度について私を責めるんです。だからついCには厳しくしてしまって。Cが身体を傷つけたり、無理に食べて吐いたりするのをすぐにやめさせます」と言う。Bワーカーは、「急いでCさんの行動をやめさせようとせず、まずCさんの思いを聞きましょう」と伝えた。
Cさんの通院が始まり、Bワーカーは、母親に対してCさんへの対応を話し合うだけでよいのか気になったため、職能団体が実施するスーパービジョンを受けた。スーパーバイザーからは家族をシステムとして理解すること、母親もクライエントであるという視点をもつこと等の助言を得た。Bワーカーは母親のニーズと共に、親子3人の関係性からCさんの問題を考え始めた。(※2)
BワーカーはCさんの話を聞くように努め始めた母親を称賛しつつ、母親のニーズを明確にしていった。そして母親に更なる気づきを促すために、「他の家族からも学びましょう」と保健所主催のアルコール問題を理解するための家族教室への参加を勧めた。(※3)
〔事例〕
精神科クリニックで働くB精神保健福祉士(以下「Bワーカー」という。)は、中学の養護教諭からの紹介で、嫌なことがあるとリストカットするというCさん(15歳、女性)のインテーク面接を行った。当日母親が付き添っていたが、はじめにCさんから話を聞いた。Bワーカーがバイオサイコソーシャルモデルにのっとって話を聞く中で、Cさんはクラスの誰とも付き合いがなく、休み時間も机に伏していることや、摂食障害の傾向もあることが分かってきた。親については、「父親はいつも酔っている。母親は怒ってばかりなので何も話していない。今日も理由が何か分からずに来ている」と言う。BワーカーはCさんが話してくれたことをねぎらい、医師の診察につなげた。(※1)
診察後、医師とBワーカーは、Cさんにことわって、母親に状況を話した。母親は驚き、「夫のことで頭が一杯で気が付かなかった。夫は毎晩深酒しては、Cの成績や反抗的態度について私を責めるんです。だからついCには厳しくしてしまって。Cが身体を傷つけたり、無理に食べて吐いたりするのをすぐにやめさせます」と言う。Bワーカーは、「急いでCさんの行動をやめさせようとせず、まずCさんの思いを聞きましょう」と伝えた。
Cさんの通院が始まり、Bワーカーは、母親に対してCさんへの対応を話し合うだけでよいのか気になったため、職能団体が実施するスーパービジョンを受けた。スーパーバイザーからは家族をシステムとして理解すること、母親もクライエントであるという視点をもつこと等の助言を得た。Bワーカーは母親のニーズと共に、親子3人の関係性からCさんの問題を考え始めた。(※2)
BワーカーはCさんの話を聞くように努め始めた母親を称賛しつつ、母親のニーズを明確にしていった。そして母親に更なる気づきを促すために、「他の家族からも学びましょう」と保健所主催のアルコール問題を理解するための家族教室への参加を勧めた。(※3)
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問題
精神保健福祉士国家試験 第26回(令和5年度) 問117(精神保健福祉相談援助の基盤 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、(※2)について、Bワーカーが受けたスーパービジョンの効果として、適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
精神科クリニックで働くB精神保健福祉士(以下「Bワーカー」という。)は、中学の養護教諭からの紹介で、嫌なことがあるとリストカットするというCさん(15歳、女性)のインテーク面接を行った。当日母親が付き添っていたが、はじめにCさんから話を聞いた。Bワーカーがバイオサイコソーシャルモデルにのっとって話を聞く中で、Cさんはクラスの誰とも付き合いがなく、休み時間も机に伏していることや、摂食障害の傾向もあることが分かってきた。親については、「父親はいつも酔っている。母親は怒ってばかりなので何も話していない。今日も理由が何か分からずに来ている」と言う。BワーカーはCさんが話してくれたことをねぎらい、医師の診察につなげた。(※1)
診察後、医師とBワーカーは、Cさんにことわって、母親に状況を話した。母親は驚き、「夫のことで頭が一杯で気が付かなかった。夫は毎晩深酒しては、Cの成績や反抗的態度について私を責めるんです。だからついCには厳しくしてしまって。Cが身体を傷つけたり、無理に食べて吐いたりするのをすぐにやめさせます」と言う。Bワーカーは、「急いでCさんの行動をやめさせようとせず、まずCさんの思いを聞きましょう」と伝えた。
Cさんの通院が始まり、Bワーカーは、母親に対してCさんへの対応を話し合うだけでよいのか気になったため、職能団体が実施するスーパービジョンを受けた。スーパーバイザーからは家族をシステムとして理解すること、母親もクライエントであるという視点をもつこと等の助言を得た。Bワーカーは母親のニーズと共に、親子3人の関係性からCさんの問題を考え始めた。(※2)
BワーカーはCさんの話を聞くように努め始めた母親を称賛しつつ、母親のニーズを明確にしていった。そして母親に更なる気づきを促すために、「他の家族からも学びましょう」と保健所主催のアルコール問題を理解するための家族教室への参加を勧めた。(※3)
〔事例〕
精神科クリニックで働くB精神保健福祉士(以下「Bワーカー」という。)は、中学の養護教諭からの紹介で、嫌なことがあるとリストカットするというCさん(15歳、女性)のインテーク面接を行った。当日母親が付き添っていたが、はじめにCさんから話を聞いた。Bワーカーがバイオサイコソーシャルモデルにのっとって話を聞く中で、Cさんはクラスの誰とも付き合いがなく、休み時間も机に伏していることや、摂食障害の傾向もあることが分かってきた。親については、「父親はいつも酔っている。母親は怒ってばかりなので何も話していない。今日も理由が何か分からずに来ている」と言う。BワーカーはCさんが話してくれたことをねぎらい、医師の診察につなげた。(※1)
診察後、医師とBワーカーは、Cさんにことわって、母親に状況を話した。母親は驚き、「夫のことで頭が一杯で気が付かなかった。夫は毎晩深酒しては、Cの成績や反抗的態度について私を責めるんです。だからついCには厳しくしてしまって。Cが身体を傷つけたり、無理に食べて吐いたりするのをすぐにやめさせます」と言う。Bワーカーは、「急いでCさんの行動をやめさせようとせず、まずCさんの思いを聞きましょう」と伝えた。
Cさんの通院が始まり、Bワーカーは、母親に対してCさんへの対応を話し合うだけでよいのか気になったため、職能団体が実施するスーパービジョンを受けた。スーパーバイザーからは家族をシステムとして理解すること、母親もクライエントであるという視点をもつこと等の助言を得た。Bワーカーは母親のニーズと共に、親子3人の関係性からCさんの問題を考え始めた。(※2)
BワーカーはCさんの話を聞くように努め始めた母親を称賛しつつ、母親のニーズを明確にしていった。そして母親に更なる気づきを促すために、「他の家族からも学びましょう」と保健所主催のアルコール問題を理解するための家族教室への参加を勧めた。(※3)
- 業務の枠組みの明確化
- アセスメント能力の向上
- 個人的な課題についての自己洞察
- バーンアウトの防止
- 業務の遂行状況の明確化
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この過去問の解説 (2件)
01
スーパービジョンとは、経験が浅いワーカー(スーパーバイジー)が、経験が多いワーカーなど(スーパーバイザー)のサポートを受ける事を言います。
スーパービジョンの持つ機能は、所属事業所の手順等を厳守するための機能である「管理機能」、業務を行う際に不足しているスキルを補うための「教育機能」、スーパーバイジーの精神的な負担を減らし、業務を続けられるよう支援する「支持機能」などが挙げられます。
✕ 業務の枠組みの明確化は、スーパービジョンの持つ「管理機能」に含まれる内容です。しかし、現時点でBワーカーは業務の枠組みではなく、Cさん家族に対する対応方法について疑問を持っており、その疑問を解消したいと考えているため、適切な内容ではありません。
〇 Bワーカーは、Cさん家族に対する対応方法について疑問を持っています。アセスメント能力を向上させる事は、Cさん家族の置かれている状況の把握や、課題分析能力の向上にも繋がります。それらの能力が向上する事で、Cさん家族の抱える課題を明確化でき、その支援方法をBワーカーが実践できるようになると考えられるので、適切な内容であると言えます。
✕ 現時点でBワーカーはCさん家族との関わり方法について不安・疑問を持っており、それを解消したいと考えています。Bワーカー自身の個人的な課題についての自己洞察を行いたいと考えている訳ではなく、スーパービジョンを受ける事で得たいと思っている効果ではありません。
✕ バーンアウトとは、それまで熱心に物事に取り組んできた人が、急にやる気を失くしてしまう状態の事を言い、燃え尽き症候群とも訳されます。
スーパービジョンではバーンアウトの防止も機能の一つとして存在しますが、本事例においてはBワーカーがバーンアウトをしそうな状況を読み取る事が出来ないため、適切な内容とは言えません。
✕ 業務の遂行状況の明確化とは、決められた業務が予定通り実施できているかどうかを確認する事を言います。
本設問において、Bワーカーは業務の遂行状況を確認したい訳ではなく、自身の関わり方が適切かどうかを知りたいと考えていますので、選択肢の内容は不適切です。
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02
BワーカーがCさんと母親への支援について課題を持ち、スーパービジョンを受けた場面です。その結果、どのようにBワーカーが課題解決に向けようとしているのかを事例から読み取りましょう。
不適切です。業務の枠組みについて、読み取ることはできません。
適切です。「母親のニーズ」と「親子3人の関係性からCさんの問題を考え始めた」とあるので、アセスメント能力の向上が読み取れます。
不適切です。個人的な課題について、読み取ることはできません。
不適切です。バーンアウトについて、読み取ることはできません。
不適切です。業務の遂行状況について、読み取ることはできません。
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