精神保健福祉士 過去問
第27回(令和6年度)
問67 (ソーシャルワークの基盤と専門職 問4)

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問題

精神保健福祉士試験 第27回(令和6年度) 問67(ソーシャルワークの基盤と専門職 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、被保護者との関係に苦慮するA現業員に対する査察指導員B(社会福祉士)のスーパービジョンの助言として、適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
C福祉事務所の査察指導員Bは、生活保護を担当して1年目のAから、単身世帯のDさん(70歳)への対応について相談を受けた。
Aによると、Dさんは、Dさんの誤解によるトラブルから近隣とのつきあいはほとんどなく、買い物以外は家に閉じこもっている。私(A)が訪問すると毎回のように「あなたも近所の人たちと同じだ。あなたの話もわからない。福祉は困っている人を助けるためにあるはずだ。なのに、なぜ、もっと自分を助けてくれないのか」と言われる。内容を尋ねるも具体的なことはわからず、どのように応答してよいのか困っているとのことであった。
  • 「家庭訪問でのDさんとのやりとりを振り返ってみましょう」
  • 「話し相手がいる近隣のサロンを紹介すると伝えてみましょう」
  • 「日頃の生活をご近所の方々に尋ねることについてDさんから了解を得てください」
  • 「他の事例を適用してDさんへの対応を検討してみましょう」
  • 「生活保護担当者としての業務と役割について、一緒に確認してみましょう」

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で問われているスーパービジョンとは、支援対象との間で行き詰まっている問題を、第三者の視点から見ることで、解決することを目的としています。


 

選択肢1. 「家庭訪問でのDさんとのやりとりを振り返ってみましょう」

設問の通り。


 

選択肢2. 「話し相手がいる近隣のサロンを紹介すると伝えてみましょう」

不適切。
設問の内容だけでは、Dさんが話し相手が欲しいと希望しているのかは不明です。現段階でサロンを紹介することは不適切です。


 

選択肢3. 「日頃の生活をご近所の方々に尋ねることについてDさんから了解を得てください」

不適切。
トラブルから近隣との付き合いがないDさんに対して、日頃の生活を近隣住民から聞き取ることは許可を得ても不適切な対応となります。


 

選択肢4. 「他の事例を適用してDさんへの対応を検討してみましょう」

不適切。
他の事例を適用してDさんへの対応を検討することは不適切です。個々の事例として対応を行う必要があります。


 

選択肢5. 「生活保護担当者としての業務と役割について、一緒に確認してみましょう」

設問の通り。

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