精神保健福祉士 過去問
第27回(令和6年度)
問115 (ソーシャルワークの理論と方法(専門) 問4)
問題文
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問題
精神保健福祉士試験 第27回(令和6年度) 問115(ソーシャルワークの理論と方法(専門) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- 入院時カンファレンスで、医師の指導により精神保健福祉士が患者の家族関係を確認する。
- 精神科デイ・ケアで、看護師が運動プログラムを担当する。
- 包括型地域生活支援(ACT)チームで、作業療法士がクライエントの服薬状況を確認する。
- 多職種が対等な立場で参加する地域移行支援会議で、精神保健福祉士からクライエントが活用できる制度について述べる。
- ケア会議で、就労支援及び医療機関スタッフがそれぞれ専門職の立場から意見を述べ合い支援方針を決める。
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この過去問の解説 (2件)
01
インターディシプナリー・モデル(コンセンサスモデル)とは、多職種連携におけるチームアプローチの一つであり、利用者が抱えている複数のニーズに対応する職種の代表によるチームで、1つの目標に対して相互連携を図り、課題解決を図るアプローチです。
それぞれの専門性を尊重しつつ、対等な立場で情報共有や意見交換を行います。
主に退院を目指した精神科リハビリテーション病棟におけるチームなどがこの形に該当します。
✕
インターディシプナリー・モデルでは、問題解決のために各メンバーが対等な立場であることが重要です。
「医師の指導により」という点が、対等な連携とは異なるため、選択肢としては不適切です。
✕
看護師が運動プログラムを担当することは、その専門性を活かした業務として適切ですが、インターディシプリナリー・モデルの特徴である「多職種間での対等な連携や協働」によるものかどうか判断がつきません。
そのため、この問題の解答としては不適切です
✕
作業療法士が本来の専門性とは異なるクライエントの服薬状況確認を行うことは、トランスディシプリナリー・モデル(多職種横断型)と呼ばれ、他の専門職領域の業務まで行うような職種間の壁を越えた支援モデルを展開しているものを指します。
インターディシプリナリー・モデルは各職種の専門性の維持が必要不可欠であるため、選択肢としては不適切です。
◯
「多職種が対等な立場で参加」という点が、インターディシプリナリー・モデルの特徴と一致します。
精神保健福祉士は精神障害者の社会復帰の促進を目的とする専門職ですので、自身の専門性を活かして制度についての情報共有を行うことは、インターディシプリナリー・モデルの利点を活かした働きです。
◯
就労支援スタッフ、医療機関スタッフがそれぞれ専門職の立場から対等に意見を述べることは、インターディシプリナリー・モデルの特徴と一致します。
それぞれの専門性を活かした発案の下に1つの支援方針を決定していくことが大切です。
多職種連携には、インターディシプナリー・モデルのほかに、専門職間に上下関係があるマルチディシプリナリ・モデル(権威モデル)や、意図的に専門分野を超えた横断的な支援体制を構築するトランスディシプリナリ・モデル (マトリックスモデル)があります。
インターディシプナリー・モデルと併せて覚えておきましょう。
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02
他職種・連携チームアプローチに関する理論について
・インターディシプリナリ・モデル
・マルチディシプリナリ・モデル
・トランスディシプリナリ・モデル
の意義などを理解しておきましょう。
正しくありません。
「マルチディシプリナリ・モデル」にあてはまります。
正しくありません。
「トランスディシプリナリ・モデル」にあてはまります。
正しくありません。
「トランスディシプリナリ・モデル」にあてはまります。
正しいです。
「インターディシプリナリ・モデル」にあてはまります。
正しいです。
「インターディシプリナリ・モデル」にあてはまります。
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