社会福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
心理学理論と心理的支援 問13

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

1× 助言など指示的態度を来談者中心療法ではとりません。
2× あいづちによる受容は、療法の技法ですが感情の明確化ではありません。
3× カウンセラーもありのままの一人間としての真実性でクライアントに接することが求められます。
4× 事実確認ではなく、涙が止まらない気持ちに焦点を当てて明確化することが、感情の明確化です。
5○ クライアントの言葉に表れた自覚の乏しい感情を、カウンセラーが適切に表現する技法です。

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02

正解は5です。

「感情の明確化」とは、クライエントが内に秘めているであろう感情を明確化させる応答のことをいいます。

選択肢の中でクライエントの発言に対して、感情の明確化を行えているのは5.であり「つらい思いをしている」という感情を明確にして応答しています。

他の選択肢については、クライエントが抱いているであろう感情を言葉にして応答していないため、感情の明確化とはいえません。

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03

来談者中心療法は、カールロジャーズが考案した心理療法です。指示するのではなく、来談者(クライエント)が自己の主体性を自由に発揮できるように援助します。

×1 .この発言は、社会的資源についての情報提供であって、感情の明確化ではありません。

×2 . この発言は、「あいづち」です。クライエントに関心を向け、聞いていることを示すものですが、クライエントの感情を明確化するものではありません。

×3 . この発言は、クライエントの話を受け止めつつも、軌道修正を行っています。

×4 .この発言は、発言をさらに深く促しつつ、情報収集を行っています。気持ちを明確化してはいません。

○5 . クライエントの発言について、そのつらい気持ちを明確化しているので、これが正解です。

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