社会福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
社会理論と社会システム 問20
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問題
社会福祉士試験 第27回(平成26年度) 社会理論と社会システム 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
ソーシャルキャピタル(社会関係資本)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 補助金などの形で政府や市町村が提供する資源
- 地域固有の景観や歴史的建造物などの資源
- 教育や職業訓練によって醸成される個人の能力という資源
- 信頼、規範、ネットワークなど、人々や組織の調整された諸活動を活発にする資源
- 道路などのように国民が共同で利用する公共的な資源
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この過去問の解説 (3件)
01
ソーシャルキャピタル(社会関係資本)は、人脈など社会関係や人間関係にかかわる資本です。その定義にはさまざまなものがありますが、ブルデューは「経済資本」「社会関係資本」「文化資本」に資本を分類しています。
1.補助金などの資源は、経済資本といえます。
2.地域固有の景観や歴史的建造物などの資源は、経済資本(もしくは文化資本)といえます。
3.個人の能力という資源は、文化資本といえます。
4.信頼、規範、ネットワークなど、人々や組織の調整された諸活動を活発にする資源は、社会関係資本といえます。
5.公共的な資源は、経済資本といえます。
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02
×2 . 地域固有の景観や歴史的建造物などの資源は、景観資源、または観光資源であり、経済資本、あるいは文化資本に当たるでしょう。
×3 . 教育や職業訓練によって醸成される個人の能力は、文化的資源と呼ばれます。そのうち、労働者が社会的地位を得るために必要なのは職能は人的資本、学歴や文化的教養は文化資本に当たるでしょう。
○4 . 信頼、規範、ネットワークなど、人々や組織の調整された諸活動を活発にする資源は、社会関係資本です。
×5 . 道路などのように国民が共同で利用する公共的な資源は、公共財、あるいは社会資本と呼ばれます。
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03
2× ソーシャルキャピタルは、ハード面の資源ではなく、人々の社会関係に根ざすソフト面のことを指します。
3× 設問は、人的資本として人間の能力を捉える経済学的概念です。
4○ パットナムによるソーシャルキャピタルの定義です。
5× 設問は社会資本の説明です。
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