社会福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
障害者に対する支援と障害者自立支援制度 問62

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問題

社会福祉士試験 第27回(平成26年度) 障害者に対する支援と障害者自立支援制度 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

「平成24年度障害者虐待対応状況調査(厚生労働省)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 養護者による虐待では、被虐待障害者は女性より男性の方が多い。
  • 養護者による虐待の種別・類型別(複数回答)では「心理的虐待」が最も多い。
  • 障害者福祉施設従事者等による虐待では、被虐待障害者の年齢階級別でみると、「65歳以上」が最も多い。
  • 障害者福祉施設従事者等による虐待は、養護者による虐待や使用者による虐待よりも多い。
  • 施設・事業所の種別による虐待件数の構成割合をみると、「障害者支援施設」と「就労継続支援B型」が上位を占めている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1.養護者による虐待では、被虐待障害者は女性の方が男性よりも多くなっています。平成28年度の調査においても傾向は同じです。

2.養護者による虐待の種別・類型別では、「身体的虐待」が最も多くなっています。平成28年度の調査においても傾向は同じです。

3.障害者福祉施設従事者等による虐待では、被虐待障害者の年齢階級別でみると、「20~29歳」が最も多くなっています。平成28年度の調査においても傾向は同じです。

4.障害者福祉施設従事者等による虐待は、養護者による虐待や使用者による虐待よりも少なくなっています。平成28年度の調査においても傾向は同じです。

5.施設・事業所の種別による虐待件数の構成割合をみると、平成24年度の調査では「障害者支援施設」が22.5%、「就労継続支援B型」が25.0%と上位を占めていました。平成28年度の調査では「障害者支援施設」が24.7%、「共同生活援助」が19.0%、「就労継続支援B型」が13.0%と上位の傾向に変化が認められます。設問の前提は「平成24年度障害者虐待対応状況調査」となっていますので5.が正答となりますが、最新の動向とは少し異なることに注意してください。

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02

1× 養護者による虐待では、女性63.5%男性36.5%となっています。
2× 養護者による虐待では身体的虐待が最も多いです。
3× 障害福祉施設従事者による虐待では、被虐待障害者の年齢階級別でみると30代が最も多いです。
4× 養護者による虐待が最も多いです。
5○ 虐待件数の構成割合は、障害者支援施設、共同生活援助、就労継続支援B型、生活介護の順となっています。

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03

1.×
 養護者による虐待では、被虐待者は男性より女性の方が多いです。
 養護者による虐待の被虐待者の割合は男性が35.1%、女性が64.9%です。

2.×
 養護者による虐待の種別・類型別では、「身体的虐待」が最も多いです。
 養護者による虐待の種別・類型別の割合は、身体的虐待が60.3%、性的虐待が4.1%、心理的虐待が34.3%、放棄、放置が21.1%、経済的虐待が27.2%です。

3.×
 障害者福祉施設従事者等による虐待では、被虐待障害者の年齢階級別でみると、「20~29歳」が最も多いです。
 障害者福祉施設従事者等による虐待の被虐待者の割合は、20~29歳が27.3%、30~39歳が21.0%、40~49歳が15.9%です。

4.×
 養護者による虐待が最も多いです。
 養護者による虐待判断事例件数が1,311件、障害者福祉施設従事者等による虐待判断事例件数が80件、使用者による虐待相談・通報件数が303件です。

5.○
 障害者福祉施設従事者等による虐待が認められた事業所種別は、就労継続支援B型が20件、障害者支援施設が18件と上位を占めています。

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