社会福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
相談援助の理論と方法 問115
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問題
社会福祉士試験 第27回(平成26年度) 相談援助の理論と方法 問115 (訂正依頼・報告はこちら)
相談援助の記録に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- クライエントから要求があった場合には、内容にかかわらず開示する。
- 記号や図は使用せずに文章で表現する。
- 自組織内の情報共有のため、プライバシー保護よりも閲覧のしやすさを優先した保管管理を行う。
- 開示のルールについて組織内外に表明をしておくことが必要である。
- 客観性を保つために、ケース担当者一人が記述したものを正式な記録として扱う必要がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
2× 分かりやすさ・見やすさの観点から、記号や図を使用した方が良い場合もあります。
3× プライバシー保護を優先した保管管理を行います。
4○ ルールを表明しておくことで、個人情報の保護につながり、情報開示方法に統一性を持たせることもできます。
5× 複数の人・機関が記述した記録の方が客観性を保つことができます。
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02
2× 情報を共有する上で、理解促進のためであれば記号や図を使用することが望ましいです。
3× 情報共有の上でプライバシー保護は閲覧のしやすさよりもプライバシー保護が優先です。
4○ 情報開示、守秘義務、プライバシー保護などを考慮してルールを明確化し、組織内外に明示する必要があります。
5× 多くの立場からの情報や記録がある方が、客観性を確保できます。
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03
2、不適切です。記録をする内容によっては、ジェノグラムなどを活用する事で、他者に分かりやすく情報を伝達する事が可能となります。文章のみの記録にこだわる必要はありません。
3、不適切です。組織内での情報共有も重要ですが、クライエントとそれに関わる方のプライバシーを保護する事がより重要となります。
4、適切な内容です。人によって記録を開示するルールが異なってしまうと、統一した対応が出来ず、個人情報の漏洩などに繋がってしまう可能性も考えられます。情報開示のルールを明確化しておく事でそれらを防ぐ事にも繋がるため、ルールについては組織内外に表明する事が望ましいと考えられます。
5、不適切です。ケース担当者一人が記述した記録では、ともすればその担当者の主観が入り込んでしまい、客観性を担保する事が出来なくなる可能性が生じます。担当者を一人に定めず、クライエントに関わった複数の職員が記述した記録を正式なものとして扱う事で、客観性を保つ事に結びつける事に繋がります。
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