社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
人体の構造と機能及び疾病 問2

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問題

社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 人体の構造と機能及び疾病 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

人体の部位と疾病、病態との関連性に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 吐血とは、気道から口腔を経て血液を排出することである。
  • 上腕骨骨折は、寝たきりを引き起こしやすい。
  • 対麻痺とは、左右どちらか半身に起こる麻痺である。
  • 踵骨部の褥瘡は、仰臥位で起こる。
  • 声帯の障害は、誤飲を引き起こす。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.吐血(とけつ)とは、食道や胃から口腔(こうくう)を経て血液を排出することです。

2.寝たきりを引き起こしやすいのは、大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ:足の付け根の股関節)骨折です。

3.対麻痺(ついまひ)とは、左右両方の下肢(かし:脚)に起こる麻痺です。

4.踵骨部(しょうこつぶ:かかと)の褥瘡(じょくそう)は、仰臥位(ぎょうがい:天井向きで寝る姿)で起こります。

5.声帯の障害と誤飲との関係はありません。

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02

1× 気道から口腔を経るのは喀血です。吐血は消化管からの出血です。

2× 寝たきりになりやすいのは、下肢の骨折です。

3× 対麻痺とは同じ支配神経レベルで左右対称に起こる麻痺です。

4○ 踵骨部は仰臥位によって褥瘡を生じやすいです。

5× 誤飲と声帯の障害は無関係です。

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03

正解は4です

1、吐血とは、胃や十二指腸から食道からの出血が口から吐き出されることです。
記述の内容は喀血です。

2、寝たきりを起こしやすいのは、大腿骨骨折です。大腿骨とは、足の付け根から太ももまでの骨で、体重を支えたり歩く際に重要な役割をします。

3、対麻痺とは、両下肢の麻痺を起こすことであり、左右のどちらかに起こる麻痺とは異なります。

4、踵骨部とはかかとの部分を指します。踵骨はあおむけ(仰臥位)の状態が長く続くことで、褥瘡になりやすくなります。

5、声帯の障害では、誤飲を引き起こすことに直接的な影響はありません。

以上から、正解は4です。

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