社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
人体の構造と機能及び疾病 問3
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問題
社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 人体の構造と機能及び疾病 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
国際生活機能分類(ICF)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 対象は、障害のある人に限られる。
- 障害を、社会環境から切り離して捉えている。
- 健康状況とは、課題や行為の個人による遂行のことである。
- 障害を機能障害、能力障害、社会的不利に分類したものである。
- 世界保健機関(WHO)により採択され、国際的に用いられている。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.ICFは、障害のある人に限らず、すべての人を対象としています。
2.ICFでは、障害を社会環境も含めて捉えています。
3.ICFの健康状況とは、保健システムの責任下にある健康面の水準です。課題や行為の個人による遂行は「活動」の説明です。
4.障害を機能障害、能力障害、社会的不利に分類したのはICIDHです。ICFでは障害を分類するといった考えではなく、健康状態を心身機能と身体構造、活動、参加で表現しています。
5.ICFは、世界保健機関(WHO)により採択され、国際的に用いられています。
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02
2× 社会環境から切り離して考えることはできません。
3× 健康状況は、周囲の環境との相互作用としてとらえます。
4× ICFは生活機能と障害を心身機能・身体構造、活動、参加に分類しています。
5○ 2001年に採択されました。
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03
ICF(国際生活機能分類)とは、WHO(世界保健機関)が2001年に採択したもので、国際障害分類(ICIDH)を改定したものです。ICFの生活機能と障害は、心身機能および構造、活動、参加に分類されたうえで、環境因子と個人因子という観点を加えています。
1、ICFでは、障害者に限定せずに、生活に関するすべての人を対象にしています。
2.障害は環境に影響し、環境によって相互に作用しあうとされています。
3、この記述はICFにおける「活動」を表します。健康状況とは、病気や変調のことを指します。
4、この記述は、国際障害分類(ICIDH)を表すものです。ICIDHは1980年に世界保健機関で採択されたもので、障害を機能・能力・社会的不利の三つに分類しました。
5、ICF(国際生活機能分類)は、2001年に世界保健機関(WHO)によって採択されました。
以上のことから、正解は5です。
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