社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
現代社会と福祉 問29
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問題
社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 現代社会と福祉 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
福祉サービスにおける準市場(疑似市場)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 利用者のサービス選択を支援する仕組みが必要である。
- サービスの質のモニタリングは不要である。
- 同一地域におけるサービスの供給者は1つに限定される。
- 営利事業者やNPOが参入できないよう、規制される。
- 自治体が、福祉サービスの購入者となることが前提である。
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この過去問の解説 (3件)
01
準市場(疑似市場)とは、部分的に市場原理を導入しているものです。
1.利用者がサービスを選択できる仕組みは市場原理として重要な要素といえるため、適切な内容といえます。
2.準市場であっても、サービスの質をより良くするために、モニタリングは必要です。
3.サービスの供給者が1つに限定されてしまうと、利用者の選択肢がなくなり、市場原理が働かなくなってしまうため、適切とはいえません。
4.準市場では、一定の規制の上で、営利事業者やNPOの参入が望まれています。
5.準市場における自治体の役割は、福祉サービスの仕組みを構築し、適切なサービスが行われているか管理・指導することです。福祉サービスの購入者となることが前提ではありません。
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02
2✖ 準市場でもサービスの質のモニタリングは欠かせません。
3✖ サービスの質向上のためにもある程度の競争は必要であり、同一地域に1つという限定はされません。
4✖ 営利企業含め様々なサービス提供主体が参入できます。
5✖ サービスの購入者は「利用者」です。
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03
準市場とは公的サービスに民間などの競争原理を導入した市場のことです。
措置から契約になった介護保険制度に例えて考えるといいでしょう。
1〇 正しいです。 一般的にはバウチャー制度を用いて、サービス料金を下げて個人の選択できる支援を行います。
2× サービスを行う側は民間などに委ねるため、サービスの質を確保するためにモニタリングをして、常に確認をする必要があります。
3× 競争原理を導入している以上、供給者1つにしては機能しません。
4× 競争原理を導入している以上、営利事業者やNPOの参入制限は不適切です。
5× サービスを使う個人が福祉サービスの購入者です。
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