社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
地域福祉の理論と方法 問37
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問題
社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 地域福祉の理論と方法 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
事例を読んで、Aボランティアコーディネーターの取組に関する次の記述のうち、より適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
N市社会福祉協議会のボランティアセンターのAボランティアコーディネーターは、窓口での相談対応や地域の状況把握などを踏まえて、ボランティア活動の調整など、コーディネーターとしての業務に取り組んでいる。
〔事例〕
N市社会福祉協議会のボランティアセンターのAボランティアコーディネーターは、窓口での相談対応や地域の状況把握などを踏まえて、ボランティア活動の調整など、コーディネーターとしての業務に取り組んでいる。
- N市では孤立死が数件発生しているが、住民がショックを受けないように、地元の孤立死の件数、自殺者数などの情報は伏せておくことにした。
- 子どもの不登校で悩んでいる親が相談に来たことをきっかけに、不登校の子どもを支援するボランティアの養成講座を企画した。
- 担当地区の高齢化率が著しく高いため、ボランティアの新規募集は別の地区で行うことにした。
- 市内の企業からボランティアへの協力の申出があったので、近くの福祉施設で活動できるようにした。
- N市の住民のボランティアへの参加意欲を知ろうと考え、社協が開いているふれあい・いきいきサロンの利用者を対象とする調査を実施することにした。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.住民がショックを受ける可能性はありますが、住民に問題意識を持ってもらうためにも現状を正しく公開することは大切です。他により適切な選択肢が存在します。
2.子どもの不登校で悩んでいる親が相談に来たことをきっかけに、不登校の子どもを支援するボランティアの養成講座を企画することは、ボランティアコーディネーターの業務として適切です。
3.担当地区の高齢化率が著しく高くとも、担当地区をメインとしたボランティアの新規募集を行うことが望ましいといえます。
4.市内の企業からボランティアへの協力の申出があったので、近くの福祉施設で活動できるようにしたことは、ボランティアコーディネーターの業務として適切です。
5.N市の住民のボランティアへの参加意欲を知るには、ふれあい・いきいきサロンの利用者だけでなく、サロンを利用していない人も含めた住民全体を対象とすることが望ましいといえます。
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02
2○ 住民のニーズから必要なサービスのネットワークづくり行うことは適切です。
3× 担当地区におけるボランティアを募集しニーズを充足するのが必要なことです。
4○ コーディネーターとしての大切な業務です。
5× サロン参加者だけで調査に偏りがでます。
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03
コミュニティーワークの実践を問われる事例問題です。
1× 孤立死の件数、自殺者数は個人情報ではなく、公的な情報であるため、求められたときは公開されなければなりません。
2〇 正しいです。個別ケースから地域課題を発見することも大切な役割です。
3× 高齢者もボランティアの要員になりえます。また、他地区からの募集だと、ボランティア側も移動費がかかるなど負担も多くなるため、適切ではありません。
4〇 正しいです。コミュニティワークの役割を担います。
5× ふれあい・いきいきサロンの利用者は「高齢者」が対象なので、住民全体の意欲を調べるには不十分です。
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