社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
障害者に対する支援と障害者自立支援制度 問57
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問題
社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 障害者に対する支援と障害者自立支援制度 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
事例を読んで、国際生活機能分類(ICF)の「参加制約」に該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Eさん(49歳、男性)は、脳性麻痺で足が不自由なため、車いすを利用している。25年暮らした障害者支援施設を退所し、1年がたつ。本日、どうしても必要な買物があるが、支援の調整が間に合わない。その場での支援が得られることを期待して、一人で出掛けた。店まで来たが、階段の前で動けずにいる。
〔事例〕
Eさん(49歳、男性)は、脳性麻痺で足が不自由なため、車いすを利用している。25年暮らした障害者支援施設を退所し、1年がたつ。本日、どうしても必要な買物があるが、支援の調整が間に合わない。その場での支援が得られることを期待して、一人で出掛けた。店まで来たが、階段の前で動けずにいる。
- 脳性麻痺で足が不自由なこと
- 階段があること
- 支援なしで外出できること
- 店で買物ができないこと
- 障害者支援施設を退所したこと
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この過去問の解説 (3件)
01
1.脳性麻痺で足が不自由なことは、「心身機能・身体構造」の機能障害に該当します。
2.階段があることは、「環境因子」の阻害因子に該当します。
3.支援なしで外出できることは、「活動・参加」の活動に該当します。
4.店で買物ができないことは、「活動・参加」の参加制約に該当します。
5.障害者支援施設を退所したことは退所理由にもよりますが、「活動・参加」の活動制限や「環境因子」の阻害因子と考えられます。事例の状況を見る限り、障害者支援施設を退所したことが「参加制約」に直結しているとは考えられません。
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02
2× 環境因子における阻害因子にあたります。
3× 活動の肯定的側面にあたります。
4○ 生活・人生場面に関わるときに経験する難しさとする参加の制約にあたります。
5× 地域社会への参加という点で、環境因子の促進因子にあたります。
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03
1、不適切です。脳性麻痺で足が不自由な事は「心身機能・身体構造」の否定的側面である「機能障害」に含まれます。
2、不適切です。階段がある事は「環境因子」の否定的側面である「阻害因子」に含まれます。
3、不適切です。支援なしで外出できることは、「活動参加」に含まれます。
4、適切な内容です。
5、不適切です。障害者支援施設を退所したことは「環境因子」の肯定的側面に含まれます。
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