社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
社会調査の基礎 問87
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問題
社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 社会調査の基礎 問87 (訂正依頼・報告はこちら)
ピアソンの積率相関係数に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 値は0から1の範囲の間で変動する。
- 2つの変数の因果関係を表すものである。
- 年齢と所得の相関係数は、所得が円単位でもドル単位でも同じ値になる。
- 2つの変数の間に完全な相関がある場合、散布図は円形になる。
- 2つの順序変数の関連の強さを測る指標である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.ピアソンの積率相関係数の値は-1から1の範囲で変動します。
2.相関係数は、2つの変数の間に何らかの関係性があることを示しますが、原因と結果の因果関係を示すものではありません。
3.ピアソンの積率相関係数は、単位が違っても同じ値になります。
4.2つの変数の間に完全な相関がある場合、散布図は直線になります。
5.ピアソンの積率相関係数は、正規分布に従って間隔尺度や比例尺度である必要があります。順序変数で関連の強さを測ることは適していません。
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02
2× 相関関係を示すものであり因果関係を表すものではありません。
3○ 相関関係を示すため単位による数値変化はしません。
4× 完全な相関がある場合、一直線の分布となります。
5× 量的変数の関連を測る指標です。
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03
1、不適切です。ピアソンの積率相関係数の値は「-1」から「1」の間で変動します。
2、不適切です。ピアソンの積率相関係数は2数間にどの程度の関係性があるかを表すものです。その2数間の因果関係を表すものではありません。
3、適切な内容です。所得の単位が円とドルで異なっていたとしても、同じデータを使用した場合には相関係数は同じになります。
4、不適切です。2数間に完全な相関がある場合、散布図は一直線になります。
5、不適切です。順序変数の関連の強さを測るために、ピアソンの積率相関係数は使用する事はできません。使用できるのは量的データである比例尺度や間隔尺度に基づくデータになります。
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