社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
社会調査の基礎 問88

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問題

社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 社会調査の基礎 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

グループインタビューに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 対象者の選定は、有意標本抽出によって行われる場合が多い。
  • 参加者間の相互作用が起こらないように、司会者が気をつける。
  • 記録係は、参加者の非言語的反応について記録をする必要はない。
  • 一度に参加する人数は、多いほど良い。
  • 質問は、参加者が明確に回答できるように選択式を基本とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.グループインタビューでは、母集団を代表する標本を意図的に選び出す有意標本抽出が行われることが多いです。

2.グループインタビューでは、参加者間の相互作用が起きるように司会者が配慮していきます。

3.非言語的反応についても記録をすることが求められます。

4.一度に参加する人数は5,6人前後が良いとされています。

5.グループインタビューでの質問は、参加者が自由に回答できるように配慮する必要があります。

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02

1、適切な内容です。グループインタビューは、司会者と呼ばれる人が設定したテーマについての質問を参加者に行い、その話し合いから新たな意見を創出する事などが目的となります。そのため、設定したテーマに興味を持っている参加者などを選定する事で、効果的な話し合いが行われる可能性が高いと言えます。よって、グループインタビューを行う際の対象者の選定は、有意標本抽出によって行われた方が良いと考えられています。

2、不適切です。グループインタビューは、参加者の意見交換や話し合いから、新しい意見の創出や、設定したテーマに対する情報を参加者から取得する目的があるため、参加者同士の相互作用があった方が良いと考えられます。

3、不適切です。記録係は参加者の発言だけではなく、参加者が他の参加者の意見に対するうなずきや表情などの非言語的な部分からも情報を得られる可能性があるため、非言語的反応の記録も必要となります。

4、不適切です。参加する人数が多すぎると発言できない参加者が出てくるなど、十分にグループインタビューの効果が発揮できない可能性があります。参加者の人数は6~7人程度が適していると言われています。

5、不適切です。グループインタビューは、参加者からの自由な発想や意見を聴きとるために実施されます。選択式にしてしまうとその選択肢以外の答えを出す事が困難になってしまうため、自由に回答できるようにする配慮が必要です。

 

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03

1○ 協力の得られた人に限られるので有意標本抽出にならざるを得ないことが多いです。
2× グループインタビューは相互作用を得ることを目的としています。
3× 非言語的反応の記録も重要になります。
4× 参加者が多いと発言しにくくなったり内容が散漫になったりします。
5× 基本的には自由な発言を重視します。

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