社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
社会調査の基礎 問90
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問題
社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 社会調査の基礎 問90 (訂正依頼・報告はこちら)
社会調査におけるコンピューターやインターネットの活用に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
- インターネット調査は、調査対象がインターネット利用者に限定されるため、目標母集団に照らして、調査漏れが生じやすい。
- 発言の当事者を特定できないインターネット上の掲示板の書き込みは、社会調査の分析対象として活用することができない。
- 国勢調査では、インターネットで回答することができない。
- 調査票調査の自由回答や介護記録の記述など大量の文字データの分析には、コンピューターを活用することができない。
- 国の統計データについては、一つに集約されたポータルサイトが整備されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.インターネット調査は、インターネットを利用しない人たちが、目標とする母集団に照らして調査漏れとなることがあります。
2.匿名のインターネット上の掲示板の書き込みであっても、社会調査の分析対象として活用することができます。
3.国勢調査はインターネットで回答することができます。
4.自由回答や介護記録の記述であっても、コンピューターを活用することができます。
5.国の統計データは、総務省統計局がポータルサイトを整備しています。
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02
1○ 母集団がインターネット利用者に限られ調査漏れが生じやすいです。
2× 匿名でも分析対象にはなります。
3× 2015年の国勢調査ではインターネットでの回答が可能となりました。
4× コンピュータによるテキストマイニングがあります。
5○ 総務省統計局が管轄するe-Statがあります。
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03
1、適切な内容です。インターネット環境が整備されていない人など、普段からインターネットを利用していない人は回答する事が出来ず調査漏れが生じやすいと言えます。
2、不適切です。発言者が特定できないインターネットの掲示板の書き込みであったとしても、分析対象として活用する事は可能です。ただし、インターネットの書き込みは匿名性が高く、回答者が開示している情報が真実ではない場合はあります。そのため、回答者の性別や年代等が開示している情報と異なる事は考えられるため、それらの情報が調査結果に大きな影響を与える場合にはインターネットの掲示板書き込みを分析対象とする事は避けた方が良いと言えます。
3、不適切です。平成27年の国勢調査から、インターネットでの回答もできるようになりました。
4、不適切です。大量の文字データを分析する場合、「センチメント分析」「対応分析」「主成分分析」などのテキストマイニングを行う事で分析が可能となります。
5、適切な内容です。総務省の統計局に一つに集約されたポータルサイトが整備されています。
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