社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
相談援助の理論と方法 問99

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問題

社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 相談援助の理論と方法 問99 (訂正依頼・報告はこちら)

システム理論に基づく相談援助の対象に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • クライエント・システムの単位は、小集団に限られる。
  • 人と環境との全体的視座から把握される。
  • 家族への対応は、援助の全過程で、問題の原因となる構成員に焦点化される。
  • 実践者の志向するケースワークなどの特定の方法によって把握される。
  • 相談援助の対象としての個人は、システム概念から除外される。

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この過去問の解説 (3件)

01

1× クライエントシステムは、ミクロからマクロレベルまで単位とします。
2○ システム理論は個人と環境との交互作用を常態ととらえます。
3× 構成員だけでなく家族の各メンバー間の結合を調べ、相互作用の様相を把握します。
4× クライアントからの主観的側面も把握しなければなりません。
5× 個人も一つのシステムであり、クライエントシステムの一要素です。

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02

1、不適切です。システム理論においては、クライエントとそれを取り巻く環境全てを支援対象として捉えています。クライエントシステムの単位は小単位に限られてはいません。

2、適切な内容です。

3、不適切です。家族への対応の場合であったとしても、問題となる人だけではなく家族全体も問題となる構成員を取り巻く環境として捉え、支援の対象として捉えます。

4、不適切です。システム理論は人と環境全体を、全体的な視座から把握されるものです。特定の方法によって把握されるものではありません。

5、不適切です。人とそれを取り巻く環境全てがシステムとして捉えられているため、相談援助の対象としての個人も当然システム概念に含まれる事となります。

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03

正解は2です。

1.クライエント・システムの単位は、小集団に限っていません。

2.システム理論では、相談援助の対象は、人と環境との全体的視座から把握されます。

3.家族への対応は、問題の原因となる構成員だけでなく、ほかの家族に対しても焦点化されます。

4.特定の方法によって把握されるわけではありません。

5.個人もシステム概念に含まれます。

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