社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
相談援助の理論と方法 問98

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この過去問の解説 (3件)

01

1× 共通基盤形成のため行動に関する基本的約束事を確認します。
2○ 個別化の原則はグループワークでも適用されます。
3× 暗黙の葛藤を解決するため援助し合うように、援助者は内的変化を察知し働きかけます。
4× 集団圧力とならないように、自己決定に配慮しなければなりません。
5× サブグループがグループ全体にどう影響しているか見極めなければなりません。

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02

正解は2です。

1.展開の開始期では、グループのメンバーが初めて出会う段階でもあるため、行動をある程度制限した方が望ましいといえます。

2.グループメンバーへの援助では、各個人の特性を認識して、個別化したアプローチを活用します。

3.グループメンバー間の暗黙の葛藤に対しては、表面化するように働きかけます。

4.プログラム活動では、個別性を認める必要があります。

5.サブグループへの対応は、グループ全体への影響も考慮しながら行います。

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03

1、不適切です。展開の開始期では、参加者同士の関係性やソーシャルワーカーと参加者の関係性もまだ出来ていない段階です。グループで行う作業や話し合いなどのルールなどを説明した上で、ある程度行動を制限することが必要となる場合があります。

2、適切な内容です。参加者は個人個人特性を持っています。それらを意識し、その方に合った支援を行う事が求められます。

3、不適切です。葛藤は現状に対して何かしらの問題意識を持ち、変化しようとする気持ちと不安を感じる気持ちで揺れ動く場合などに発生します。支援者は参加者が葛藤している様子を感じたら、その参加者に負担がかからないように配慮しながら表面化させる事が必要となります。

4、不適切です。プログラム活動においては、支援者が意図的に誘導するのではなく、グループメンバーが自由に行う事が出来るよう支援する事が求められます。

5、不適切です。サブグループとは時間が経過していく中で、グループメンバー同士の気の合う仲間ができることがあり、そのまとまりの事を指します。サブグループに対しては、集団活動に影響が出ないよう配慮しつつも肯定的に捉え、グループでの活動に活かしていけるよう支援する事が求められます。

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